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台風など大雨の時期を前に高校生がバーチャルアバターやVRを使い防災を学習 愛知県豊田市

06.23(月)16:24
台風などの大雨が多くなる時期を前に、豊田市の豊田高等特別支援学校の生徒がバーチャルアバターやVRゴーグルを使った防災講座に参加しました。
豊田高等特別支援学校では、防災の知識をより分かりやすく伝えるために、2023年から視覚体験を使った防災講座を行っています。講座でまず生徒が行ったのは、バーチャルアバターとの対話体験です。伊勢湾台風の体験談をAIにより学習したバーチャルアバターが、生徒からの質問に対して回答を選んで答えます。生徒からはこんな質問がありました。
生徒:
「家族との連絡交換はどうしていましたか」
バーチャルアバターは、悩みながらも生徒の質問を適切に回答をしていました。
次に生徒が体験したのは、VRを使った浸水体験です。VR内では、避難を躊躇したため、逃げ遅れる家族のストーリーが流れます。VR体験の後に、生徒たちはそれぞれの感想を共有しました。
生徒:
「(逃げる途中に)エレベーターを選択してしまい、浸水してしまいました」
生徒:
「(高いところに逃げることが)絶対に正しいとは言い切れず、答えとしては間違っていたことが分かりました」
豊田高等特別支援学校 佐藤正之教諭:
「彼らは読んで、頭に入れるということが難しいところがあるので、実際に体験することが彼らにとって良い学びになっていると思います」