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相次ぐクマ被害 ドローンから「ワンワン!」 スピーカーで嫌がる音を流し山へ… 岐阜・中津川市で“追い払い” 過去に実施した飛騨市では出没頻度が3分の1以下に減少

11.28(金)19:41
全国で相次ぐクマの被害。岐阜県中津川市ではきょう、ドローンによるクマの追い払いが行われました。飛び立った機体からは「ワン!ワン!」という、イヌの大きな鳴き声が出ています。
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ドローンの1回の飛行時間は約30分。スピーカーからはクマが嫌がる音が流れ、人里へ近づくクマを山に戻そうという狙いです。
過去には、狩猟現場で鳴き声だけでシカの群れを誘導できた例も…
(中津川猟友会川上支部・原久喜さん)
「(クマも)これだけの音とかイヌの鳴き声を出せば離れていくと思う」
クマの出没頻度 3分の1以下に減少
ドローンによる追い払いは、飛騨市と高山市に続く県内3か所目で、岐阜県は手応えも…
(岐阜県・江崎禎英知事 今月19日)
「(クマが)平地によって数が減ったという点で、一定の効果があった」
飛騨市は平地と山側にそれぞれカメラを設置し、「追い払い」の前と後でクマの出没状況を比較。その結果、平地ではクマの出没頻度が3分の1以下に減少した一方、山側で増えているのが確認されたといいます。
岐阜県のクマの目撃件数は昨年度を大きく上回り、すでに1000件を超えました。冬眠の時期を前にしても、新たな手を講じながらクマ対策が続きます。





