八村塁選手と３日間のキャンプ　三重出身スーパー高校生も躍動　ＩＧアリーナ（名古屋・北区）

バスケットボールの世界最高峰リーグNBAのロサンゼルス・レイカーズで活躍する八村塁選手(27)。

8月18日から3日間、名古屋市北区のIGアリーナで153人の中高生に向けたトレーニングキャンプ「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」を開催しました。

レイカーズ 八村塁 選手：

「（合同練習を）することで、子どもたちの自信にもなりますし、覚悟が出てくる。そこを意識して、このキャンプをやっていきたい」

トレーニングキャンプに参加した福岡大大濠高１年の白谷柱誠ジャック選手（16）。

三重県津市出身で、今年の春まで四日市市の中学校に通っていました。アフリカ出身の父と日本人の母を持ち、その身長は194センチ。6月には、日本代表候補にも初めて選出された逸材です。

そんな白谷選手は、ディフェンス役の八村選手を前にシュート。

すると八村選手に呼び止められ、約2分半にわたり直接指導を受けました。

白谷柱誠ジャック選手：

「塁さんには『もっと前で打つこと。（後ろだと）力が入るので、回転のかかりが悪くなるが、（前で）打つことでまっすぐ回る』と」

トレーニングキャンプ最終日の20日。約1万人の観客が見守る中、選抜メンバー16人による特別試合が行われました。

白谷選手がアナウンスされると、この日、一番の大歓声で迎えられました。

試合が始まると、持ち前の高さを生かして得点したり、パワーで圧倒したりと、存在感を見せつけます。そして圧巻だったのが豪快なスラムダンク。

両チームあわせて最多となる19得点をマークし、堂々のMVPに選ばれました。

白谷柱誠ジャック選手：

「八村さんのあのレベルを目指していきたいと思っている。八村さんと一緒にNBA選手になることが夢です」

試合後のトークイベントではこんな質問も。

お客さん：「日本代表で活躍する姿をファンは期待してもいいのでしょうか？」

八村塁 選手：「もちろんです」