
新型コロナ感染拡大 変異株の「ニンバス」 どんな症状?治療薬は3割負担で2万7000円のものも…

新型コロナの感染者が今増えています。
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(大石邦彦アンカーマン)
きょう取材したクリニックでは発熱を訴える患者が2人いて、検査の結果2人とも陽性でした。患者の数も増えていますし、陽性率も8月に入って上がっているということでした。ではデータ上どうなのか。新型コロナの感染者数です。
感染症法上の分類が2類から5類に移行した2023年5月以降、カウントの仕方が変わりました。
感染者数は1医療機関当たり1週間で何人の患者がいるのかという調査方法になりました。2023年には夏頃に増え、年末・年始も増えています。そして去年も夏頃に増えました。年末・年始には少し増えて、今は年末・年始の患者数を超えるような勢いになっていて、第13波と呼ばれています。
「ニンバス」どんな症状?
患者数が増えるのは夏休みと年末・年始、人の動きが激しくなる時ということなんですが、最新のデータを見てみましょう。
愛知と岐阜では1週間・1医療機関当たりで12人以上の患者が来ていて、三重は10人弱ということです。
今、流行しているのは「ニンバス」という新型コロナの変異株ですが、愛知県では先月、ゲノム解析の結果100%が「ニンバス」だったということです。
特徴としては発熱・咳・激しい喉の痛みなどで、感染力も強いということなんです。
ではコロナの治療薬、どんなものがあるのかということなんですが、コロナは風邪の一種なので熱が出たら解熱剤、咳が出れば咳止め、痰が出れば痰切りなどの薬が出されますが、コロナウイルスの増殖を防ぐ効果が期待されるものとして「ゾコーバ」という薬と「ラゲブリオ」という薬があります。
例えばゾコーバだと回復までの期間を1日短縮できると。価格は1箱約5万円するんです。3割負担で1万5000円。ラゲブリオは1箱9万円、3割負担で2万7000円。
これをどう見るかということなんですが、治療薬は結構高めです。そしてコロナに感染すると今、薬が不足しているとも言われているので、まずは感染しないように、よく食べてよく寝て免疫力を高められるようにしていきましょう。