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【大雪情報】週末は東京都心も雪予想北海道以外が“10年に一度”の低温に今季最強寒波9日（日）頃まで居座り「JPCZ」も… 最新の雪・雨シミュレーション

01.31(金)11:53

暦の上では、2月2日（日）は冬と春の季節を分ける「節分」ですが、ことしはまだしばらく冬が継続する見込みで、今後も雪の影響の心配が尽きません。

【画像を見る】雪はいつどこで降る？最新の雪シミュレーション東京都心も雪予想

2月2日（日）は関東の平野部でも雪の可能性があるほか、4日（火）以降は、今季最も強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪のおそれがあります。

まず、1日（土）～2日（日）の雪・雨のシミュレーションを見ると、西から天気が崩れ、2日（日）には東日本も天気が崩れる見込みで、近畿、中国、四国、九州など、西日本の都市部は概ね雨で推移しそうです。

東海地方では、名古屋も、気温が低い時間の明け方は雪がまじる可能性があります。ただ、雨が主体で、都市部で交通が麻痺するような大雪にはならない見込みです。

関東では、東京都心も、2日（日）の朝は雪の予想です。

東京都心は、雪が降る時間が短く、雨に変わったりやんだりしますが、この予想よりも長く雪が降ったり、気温が下がったりすると、積雪の可能性もありますので、最新の情報には注意が必要です。

特に今の時期は、入学試験がありますので、受験生の方は少し早めに準備して、時間に余裕を持った行動を心掛けると良いかと思います。

2月3日（月）には立春を迎えますが、このタイミングで寒波が流れ込んできます。

上空1500m付近で－6℃以下の寒気は、平地でも雪になる目安の寒気で、それよりも強いー9℃、－12℃という寒気が日本列島にかかります。

今回の寒波は「長い」のが特徴で、9日（日）か10日（月）頃まで居座る可能性があります。

このため気象庁は、30日に早期天候情報を発表しました。

この情報は、その地域・時期としては10年に一度程度しか起きないような、顕著な「大雪」「低温・高温」の可能性が高い場合に発表されます。

今回は「大雪」「低温」です。

＜かなりの低温　2月5日（水）頃から（5日間平均　平年差）＞
東北・近畿　－2.1℃以下
関東甲信　－1.9℃以下
北陸・東海　－2.0℃以下
中国　－2.3℃以下
四国　－2.4℃以下
九州北部・南部・奄美・沖縄　－2.5℃以下

＜大雪　2月5日（水）頃から（5日間平均　平年差）＞
東北日本海側　155％以上
北陸地方　　　209％以上
長野県北部・群馬県北部　167％以上
岐阜県山間部　192％以上
近畿日本海側　276％以上
山陰　　　　　248％以上

平地でも大雪になる所がある見込みで、現段階で出ている雪と雨のシミュレーションでは、日本海にJPCZ（日本海寒帯気団収束帯）が見られます。この雲の帯がかかると、積雪が急増し、災害級の大雪になってもおかしくありません。

また、大雪は日本海だけではありません。

若狭湾付近に流れ込むと、高い山が少ないエリアになるので、太平洋側まで雪雲が流れ込み、名古屋などの濃尾平野でも雪が降るほか、東海道新幹線の通り道でも雪が降り、交通に大きな影響が出るおそれがあります。

この帯状の雪雲は、少しの風向きの違いで流れ込む場所が変わりますので、最新の予報を確認するようにしてください。この状態が、来週は続く可能性があります。

また、雪が降らない地域も“極寒”です。

最低気温が、東京・名古屋で－2℃まで下がる予想で、各地で今シーズン一番の冷え込みになる見込みです。3日（月）には立春を迎えるとはいえ、まだまだ真冬の寒さが続きますので、体調管理にはくれぐれもお気を付けください。