東海地方各地で30℃超えの真夏日…子どもたちの熱中症対策は? 事前準備で熱中症にかからないよう警戒 名古屋

きょうは、暑い一日でした。名古屋でことし初めて真夏日になるなど、多くの地点でことし一番の暑さに!
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こうした中、心配になるのが子どもの熱中症。すでに対策を始めた学校を訪ねました。
(桜沢信司気象予報士)「日差しがまぶしいです!目を大きく開けられないぐらいです。手元の温度計はいま…28℃を超えてます。まだ午前10時前ですよ」
朝から強い日差しが照りつけた名古屋市内。午前中からぐんぐん気温が上がり、汗ばむ陽気になりました。最高気温は名古屋で31.1℃と、ことしはじめて30℃以上の真夏日になりました。
(名古屋市から)「(Q:きょう予想最高気温が31℃だが?)急激に暑くなっておかしい」
(岐阜から)「きょうすごく暑くてびっくり。(Q:半袖デビュー?)半袖デビュー」
また岐阜県揖斐川町で32.4℃、愛知県豊田市で32℃、三重県伊賀市で31.4℃まであがり、東海地方のほとんどの地点でことし一番の暑さになりました。
(岐阜から)「(Q:暑さ対策は?)日傘を持ち歩いている。壊れている、折れちゃっている」
(京都から)「水筒を必ず。重たいですけど。塩のあめ。(Q:きょうも持ってる?)持っている。タイガースで恥ずかしいけど。塩あめは食べ終わっている」
子どもたちは大丈夫?小学校での対策は?
こうした暑さで心配になるのが、子どもの熱中症。すでに対策が始まっている小学校を訪ねました。
(桜沢気象予報士)「屋外で体育の授業がはじまりました。いま皆さん、日差しのもとでダンスの練習をしてます」
名古屋市熱田区の白鳥小学校では、午後1時25分から6年生が体育の授業を受けていました。すると…
(先生)「水分補給としたいと思います」
(桜沢気象予報士)「水分補給の時間。始まってまだ10分ぐらいですけど。早いですね」
45分間の授業中に何度も「水分補給タイム」が設けられます。この学校では水筒の持ち込みは年中OKですが、夏場はスポーツドリンクの持ち込みも認められています。
暑さ対策の取材を続けていた、その時!
先生も子どもも大変…事前準備でしっかり対策を
(電子音)「ピピッ、ピピッ」
(桜沢気象予報士)「なんですか?これ」
(先生)「とても暑いので、運動は無理かなと」
このアラーム、熱中症予防のため気温や湿度などから算出される指標「暑さ指数」が屋外で激しい運動は控えるレベルに達すると鳴り響くもので、すぐにグラウンドでの授業は中止に…。
(桜沢気象予報士)「子どもたち寂しそう。暑かった?」
(児童)「(Q:暑かった?)うん!」
毎年の猛暑をうけて、校内の熱中症対策も充実させていて、教室のクーラーは年間通していつでも使える状態にしているほか、保健室には経口補水液も備えています。
きょう気象庁が発表した3か月予報によると、6月から8月にかけて、平年より気温が高い予想でこの夏も猛暑になるおそれがあります。熱中症への警戒が続きそうです。