足のニオイ、気になりませんか? 皮膚科医がその原因を解説 ポイントは靴下選びにも

ジメジメする梅雨の季節、気になるのが足の蒸れです。放っておくと臭いの発生源にも…快適に過ごすためのポイントは?
梅雨前線の影響で、東海地方では24日も広い範囲で雨となりました。
ジメジメ・ムシムシする日が多い梅雨。この時期になると気になるのが――。
「ニオイがこもりがちです」(10代)
洗濯物の「生乾き臭」や首や脇の「汗のニオイ」などもありますが、目線を落とした先にもニオイのもとが。
「雨だと靴下までぬれるので、靴下の替えを持ってきていないと、すごく嫌。気持ちが悪い」(10代)
「自然乾燥は最近乾きにくいので、臭くなりやすいというのが第一の問題。長靴を履いている」(20代)
足の汗にニオイはほとんどないけれど

皮膚科の医師によると、足の汗にニオイはほとんどないといいますが――。
「湿潤で高温な環境があると、雑菌・皮膚の常在菌が増え、皮膚の角質で硬い部分を分解する。分解するときに出るのが『イソ吉草酸』。それがニオイのもとになります」(あつた皮ふ科クリニック 佐々木良輔 院長)
特に梅雨の時期は湿気で足が蒸れやすいため、ニオイのもととなる菌が繁殖しやすくなるそう。
「靴の中がぬれないように注意すること。もしぬれたら靴を脱いで、靴下を履き替える。可能であれば靴を乾かしてからまた履くことが大事。ぬれたままで次の日に履くことがない方がいいと思います」(佐々木院長)
気になるのは、自分よりも他人の足

メ~テレの「ウルフィアンケート」に集まった回答では、「自分の足のニオイが気になる」と答えた人は41%。
一方で、「他人の足のニオイが気になる」と答えた人は70%にもなりました。
街の声でも――。
「友だちに言われて気づく。『きょう足どう?』とか。ニオイ対策として、クリームを塗るようにしています」(10代)
「自分のニオイはあまり気にならないが、人のニオイは気になりますね」(40代)
高機能の靴下が続々登場

そんななか、注目を集めるのが――。
「この靴下屋には多くの種類の靴下があります。梅雨の時期を快適に過ごす靴下が並んでいます」(記者)
名古屋市内にある靴下専門店で、梅雨の時期のおすすめ商品を紹介してもらいました。
「撥水ソックスが、なかなか珍しくておすすめです」(靴下屋UPDATE ゲートタワーモール店 白神梓 店長)
内側は汗を吸収する素材でさらっと。外側は撥水素材のため、多少の雨なら気にならないといいます。
他にも――。
「ドライソックスは吸水機能や速乾機能が付いていて、ニオイのもととなる汗をしっかり逃してくれます」(白神店長)
サンダル履きには「パーツ靴下」

さらには、消臭効果のある糸を使用した靴下なども。
また、サンダル履きには、指の付け根や甲の部分だけ着用するパーツ靴下がおすすめ。汗による足底のベタツキや蒸れの対策ができます。
「靴下を履くと『暑い』というイメージがどうしてもあると思うけれど、最近は機能性重視の靴下がいっぱいあるので試してみてほしいと思います」(白神店長)