市場規模450億円の「カプセルトイ」に第4次ブーム到来中!驚きの最新トレンドを紹介!『くらしニュース』
市場規模450億円を超える「カプセルトイ」に第4次ブームが訪れています!本物そっくりのミニチュアから、カプセルトイのために企業が配布した驚きのアイテムまで。カプセルトイの最新トレンドを紹介します。 CBCテレビ「チャント!」2月25日放送から
驚きのアイデアやユニークすぎる商品で大ヒット!
名古屋市の「ガシャポンのデパート ららぽーと名古屋みなとアクルス店」は地域最大級のカプセルトイ専門店。約1000のマシンが並ぶ様子は圧巻です!
カプセルトイは10万個売れればヒット商品と呼ばれますが、170万個売れたという商品も。「おにぎりん具」シリーズ(キタンクラブ)は、おにぎりを模したカプセルの中に、ツナマヨやえび天など、具をデザインした指輪が入っています。かわいさと、カプセルがおにぎりという斬新なアイデアで大ヒット!2021年の「ティーンが選ぶ!流行ったモノランキング」で8位にランクインしました。
かわいい猫がペンを持ち上げてくれる「ネコのペンおき」シリーズ(Qualia)は、累計販売数150万個のヒット商品。新発売のシリーズ第5弾は、ポーズが絶妙で、重ねても可愛いと好評!
大人にも人気!第4次ブーム到来!
「かわいいので飾りたい。パソコン周りに置いたりしている」「月に4、5回来る。1回で3000円くらい使う」と、毎月300種類もの新商品が誕生するというカプセルトイは、子どもだけじゃなく大人も夢中。
コロナ禍でもアニメグッズなどを中心に売り上げが好調で、市場規模は約450億円と、ここ数年で急成長しています。「日本ガチャガチャ協会」の小野尾勝彦会長は「カプセルトイは第4次ブームを迎えている」と言います。
第1次ブームは、1983年発売の「キン肉マン消しゴム」。通称「キンケシ」と呼ばれ、当時の中高生を中心に爆発的にヒット。約1億8000万個を売り上げました!
1995年には「HGシリーズ ウルトラマン」が登場し、第2次ブームを迎えます。フルカラーでクオリティがアップしたリアルな造形が大人気になりました。
第3次ブームを引っ張ったのは、2012年発売の「コップのフチ子」。ツイッターなどSNSで全国に人気が広がりました。クリエイターとのコラボでデザイン性が高く、大人の女性がカプセルトイを買うようになりました。
そして現在は第4次ブーム。名産品など地域ゆかりの商品がヒットしています。特に人気なのは、企業コラボによるリアルで精巧なミニチュア。名古屋市のういろう店「青柳総本家」が店頭などで販売して大人気となった「青柳ういろう ミニチュアマスコット」(J.ドリーム)もその一つ。本物のデザインが忠実に再現された青柳ういろうのストラップ。中身のういろうもパッケージ裏面の小さな文字もそっくりです。並べて写真を撮りたいと、一緒にういろうも買っていく方が多いそうです。
各地の伝統銘菓の「銘菓ミニチュアコレクション」シリーズ(ケンエレファント)も人気です。東海地方からは、「坂角総本舗」の「海老せんべい ゆかり」がラインナップされています。実はこのミニチュアは、買って飾るだけでは終わりません。発売した後に、坂角総本舗はツイッターで、カプセルトイ用の包装紙やのし、紙袋が作れる画像データを公開!A4サイズにプリントして包むと、お歳暮のミニチュアを作れます。
小野尾会長が「ミニチュア界で特に注目」という商品は、愛知県の「カリモク家具」の商品を忠実に再現したミニチュアシリーズ(ケンエレファント)。形は精巧で、生地の素材感まで再現されています!SNSではこのカプセルトイを使ってジオラマを作る人が続出!新色シリーズも発売され、さらに人気に勢いがついています。
全て手書き!お母さんの秘伝のカレーレシピ
SNSで話題の変わり種のカプセルトイも紹介します。「お母さんの秘伝カレーレシピ」(ウルトラニュープランニング)は、全6種でいろいろな家庭に伝わる秘伝のカレーレシピが入っているカプセルトイ。驚くのは印刷したものではなく、「一枚一枚全て手書き」なこと!レシピを書いたお母さんたちは、社員の妻や親戚など身近な人から厳選しているとのことです!
どんどん広がるカプセルトイの世界から目が離せません!
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。