人気インスタグラマーが教える 料理を美しく撮影するテクニック『チャント!特集』
インスタグラムに溢れる、美味しそうな写真や動画の数々。“美しいは美味しい”をテーマに、とにかく美しい写真にこだわるインスタグラマー「kousuke_nagoya」さんが名古屋のグルメを紹介しながら撮影テクを教えて頂きました。
カメラは逆さまに、倍率は2倍に
まず伺ったのが、閲覧数12.6万3,800いいね!がついた“ふわとろ!進化系名古屋めし”。名古屋市中区、金山駅から徒歩4分の「金山センター」の、レトロな建物の扉を開けて通路を進んだ先にあるのが、カウンターが6席のみの「どて屋 八起(やおき)」です。
オムライスの上に名古屋名物どて煮をかけた、「どてチーズオムライス」。写真映えする「蓮根」もトッピングします。どて煮のほろ苦さ・旨味・甘味がチーズのコクと合わさって美味しさが広がります。
このオムライスをうまく撮影する方法を教えてもらうと、まずはカメラの向きを逆さまにして撮影すること。下から撮ることで迫力がアップします。次はカメラの倍率を2倍にすること。2倍にすることで影が消え、より明るく立体的な印象になります。また鉄則として「撮影時間は1分」ということ。作り手に失礼なので料理は早く食べるべきと語ります。
カメラのLIVE機能を使う
次に、閲覧数17.3万4,700人以上がいいね!をつけた、冷たい「ご当地ちゃんぽん」。名古屋市中川区、尾頭橋駅から徒歩5分の「名古屋ちゃんぽん時鳥(ほととぎす)」は、店主の宮川こうぞうさんが台湾ラーメンに次ぐご当地麺「名古屋ちゃんぽん」を考案しました。
さらにご当地色を出すために考えたのが、冷たい「特製ころちゃんぽん」です。
使う麺は、愛知県産の小麦「きぬあかり」と「ゆめあかり」をブレンドした自家製。愛知県産のヒノキから作ったケースで熟成させ、愛知県産「錦爽(きんそう)どり」と、カツオやサバなどの魚介でとったスープを注ぎ、地元を中心とした14種類もの具材をトッピング。名古屋の夏は暑いため、ころ(冷やしうどん)文化とちゃんぽんを掛け合わせました。
このちゃんぽんをおいしそうに見えるような撮影方法をきくと、「LIVE機能」を使うこと。LIVE機能を使うと前後の数秒間が記録されるので、一番キレイな瞬間を撮れるとのこと。
左右に3分の1ずらす?
最後は閲覧数11.3万、5,900人以上がいいね!がついた、「寿司屋の(海鮮)親子丼」。名古屋市東区の大曽根駅から徒歩3分の創業55年「義寿司(よしずし)」は、二代目大将を筆頭に、家族で経営する寿司店です。毎朝仕入れる新鮮なネタを使った握りや手の込んだカクテル寿司、炙り、肉寿司など、とにかく見た目の美しさにこだわるのが、大将のポリシー。
美しすぎる「寿司屋の親子丼」とは、サーモンとイクラが丼いっぱいに敷き詰められ、光り輝く親子丼でした。プチプチっと弾けるいくらから濃厚な旨味が出て、サーモンの脂と溶け合う濃厚な味です。サーモンのオレンジ色を強調するために皮目の茶色い部分を丁寧に削ぎ落とし、スプーンの中でイクラと均等になるように、さいの目にカットしています。
美しすぎる親子丼を撮影するテクニックとして教えてくれたのが、「撮影画面を左右に3分の1ずらす」とのこと。お店のメニューの表紙になるような写真を撮ることがベストなバランスのようです。
撮影テクニックを駆使して、よりおいしそうな写真を撮ってみては?
CBCテレビ「チャント!」5月16日の放送より。