アプリでも視聴可能(無料)

最高買取額510万円!?札束が飛び交う買取現場、持ちこまれる品物たちのその事情は『チャント!特集』

愛知県名古屋市に本店を構えるコメ兵は、不要になったものを買い取り、販売するリユースデパートです。コロナ禍でも売上を伸ばしており、今季は過去最高益を記録しました。本店の7階にある買取センターには、高額査定を目指す人々が集います。現金が乱舞する買取現場、その人間模様に密着しました。

CBC動画一覧

高額で売れるブランド服や高級時計


台車に不用品を載せてやって来たのは、不動産業の男性36歳です。中身は、1年前に購入したシャネルのバッグにサンローランの服などおよそ20点。合計購入金額は約300万円に上ります。

お洒落が大好きで、月150万円を洋服に費やしたことも。今やタンスの肥やしとなったアイテムも、ものは一級品。新しい品物が多く、査定結果は84万円!特に、アウトレット店舗を持たないシャネルのバッグに高値がつきました。

(不動産業 会社員男性)
「助かります。今日この後、妻とランチに行ってきます」

続いてやって来た自営業の50代男性が持ち込んだのは、およそ20年前に購入したロレックス・サブマリーナ。当時の購入価格およそ30万円、数回しか使用しておらず、綺麗な状態です。査定は105万円!スポーツタイプのサブマリーナはロレックスを代表する人気モデルで、保証書・箱が保存されていた状態の良さも評価されました。



男性は、他に25年前に購入した18金のブレスレットや、亡くなった母親が身に着けていた指輪も持ち込み、査定は68万円。先ほどのロレックスと合わせ総額約173万円でした。世界的な金融不安で需要が増加し、高騰が続く金はおよそ25年前と比較すると、6倍もの値がついています。


買い取り価格が付きにくいものとは


高額査定がされる商品がある一方で、逆に価格がつきにくいものもあります。女性が持ってきたのは、母親からもらった真珠のネックレス。当時は10万円以上したネックレスですが、残念ながら、買い取ってもらえませんでした。

数十年前に母親から譲り受けた真珠は劣化が進み、値段がつかなかったのです。お小遣いになればと思っていただけに、残念そうに笑っていました。

続いての女性は、ほろ苦い思い出と決別するためにやってきました。持ち込んだポールスミスの腕時計は、男性用です。

(女性)
「恋人用だったんですけど。私がサプライズで(時計を)渡そうとしたら(彼氏が)自分が好きな時計を買ってた」


2021年のクリスマスに、“喜ぶ彼の顔が見たい”と買った腕時計でしたが、彼氏が別の時計を買ったことを知り、そっとカバンにしまいました。その彼氏とも別れ、せっかくなら誰かに使って欲しいと売ることを決意。思い出とともにタンスにしまわれていたプレゼントは3,000円で買取が決まりました。

その日最高額を出した超高級ブランド腕時計


ラフな格好でやって来た男性が持ち込んだのは、スイスの超高級ブランド・オーデマピゲ。中でも人気が高い、ロイヤルオークというシリーズです。世界の3大ブランドに入っている時計で、ほとんどのモデルが定価200万円以上します。

数あるコレクションの1つ、2015年に投資目的で、200万円で購入した時計を売りに来ました。専門スタッフが査定を開始しますが、超高級な商品のため、1度本部へ確認。査定は、店側も最大限の評価で510万円。一見、超高額ですが、彼の希望は600万円以上でした。

(男性)
「(他店の)時計のプロに聞いていいですか?」

査定に納得がいかず、時計に詳しい知り合いに相談の電話を掛けました。

あと一軒だけ持ち込み、その結果次第で戻ってくると言い残して出ていった男性は、およそ3時間後、他店の査定に納得できず再来店。この日の最高額で買取が決定しました。

CBCテレビ「チャント!」5月23日の放送より。

オリジナルサイトで読む

チャント!

『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。

動画を見る!