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YouTubeのチャンネル登録者を伸ばすには?お笑い芸人Hi-HiのYouTube活動から学ぶ4つのポイント|辛口クリエイター塾

悩めるYouTubeクリエイターを相手に、プロ集団がガチコンサルする『辛口クリエイター塾』。超人気ゲーム実況者、YouTubeアナリスト、YouTubeプロデューサーといった専門家ぞろいのレギュラー講師陣のほか、元テレビ東京の高橋弘樹がゲスト講師として集まり、相談者のチャンネルV字回復に向けて辛口アドバイスをしていきます。

記念すべき第1回目の相談者は、お笑いコンビ「Hi-Hi」。登録者数が伸び悩むYouTubeチャンネルの現状に、講師陣からは「消した方がいい」「ゴミ置き場」など辛辣なコメントが飛び交う展開に。講師陣の言葉から芸人としてのYouTubeの有効な活用方法を学びます。

「チャンネル消した方がいい!」元テレ東・高橋弘樹の 辛口コメントが炸裂!動画はこちらから

【File.01】YouTubeでコンテンツを届けたいターゲット層を明確に定める

Hi-HiのYouTubeチャンネル『最近みんなどう?パスタ巻いてる?』は2021年に開設され、これまでのアップ動画は62本、チャンネル登録者数は557人(2023年4月1日時点)。


YouTubeでお金を儲けたいわけではないと話すHi-Hiの2人。

過去のネタ動画をアップしているほか、親世代になってトークライブに足を運べなくなったファンに対し、家でも楽しめるコンテンツを届けようと月1回のライブ配信も行っています。

しかし実際にどのように動画を投稿しているのかを聞かれると、すべてマネージャーに任せているとのこと。講師陣から、マネージャー任せの「2人のスタンスが視聴者にバレてしまっている」と鋭い指摘が入ります。


再生回数や視聴傾向などをデータで確認できるYouTubeアナリティクスをチェックすると、視聴者の96.3%が男性、年齢層は45~54歳が最多76.0%ということが判明!ターゲットとしていた「お母さん世代」には届いていないことが分かりました。


Hi-Hiがイメージしているターゲット層と、実際の視聴者層がマッチしていないことに対し、人気ゲーム実況者のドズルは大きな問題点であると指摘。

改めてどのような視聴者を呼び込みたいのか、マネージャーではなくHi-Hi自身が決めなければ、チャンネルの方針がブレてしまうことになりかねません。

【File.02】面白さだけではなく、自身の強みを武器に動画の価値を高める

そんなHi-Hiの2人に対し、「YouTubeがどういう場所か分かってない」と言い放つのはYouTubeアナリストの関口ケント。


YouTubeは動画サイトではなく、あくまでSNS。視聴回数が多い動画であるほど、視聴者の目に留まる傾向にあります。

面白いコンテンツであっても、宣伝活動もなく更新頻度が低い状況ではチャンネルの魅力は広まらないという指摘に、Hi-Hiの2人は真剣に耳を傾けます。


芸人だからこそ、YouTubeでも「面白い」を武器に戦おうとしてしまうもの。

ところが、現段階では芸歴を強みとして「笑い」以外に価値を見出し、まずは視聴者に「見たい」と思わせることが大切だという方針が見えてきました。

YouTubeプロデューサーの石黒燦は、「(ネタが)面白くなくても見てもらえる」と断言。

この一言にはHi-Hiも「隣にいたらブン殴ってますけど」と困惑しながらも、真摯に受け止めています。

【File.03】ターゲットの年齢層に合わせたYouTube広告の活用

YouTubeの専門家である講師陣から、厳しい指摘を受けてきたHi-Hiの2人。

「何を考えて仕事をしているか?」の問いには、実家や墓についてなど「将来のことですかね」としみじみ語ります。


講師陣からは「チャンス」「伸びしろしかない」という言葉とともに、具体的なコンテンツの提案が続きます。

視聴者の年齢層が高齢であるほど、車や金融関係など高価な商品の広告がつきやすい傾向にあるYouTube。Hi-Hiの2人が悩む「墓」の問題も、動画の企画として取り上げることでターゲットの年齢層とマッチし、高単価の広告収入が期待できます。


そして、週1回の定期的な生配信を行うことで視聴者とのコミュニケーションの頻度をアップ。覚えやすい曜日を設定しておくことがポイントです。

「芸能界の片隅にいる」Hi-Hiならではの視点を生かすことで、YouTuberとして大きな強みになることも明らかになりました。

【File.04】まずは動画に真摯に向き合う!チャンネル登録者数≠人間の価値

チャンネル登録者数が少ないことを嘆き、今回の相談にやってきたHi-Hi。ところが重要なのは、「チャンネル登録者数=人間の価値」ではないということです。

「(チャンネルが)ゴミ置き場みたい」と揶揄され思わずうろたえるHi-Hi。サムネイルすら作成していない現状は「動画に対して失礼」だと言われると、深く納得した様子です。


約500人の登録者数は十分な価値があることを自覚し、「恥ずかしいと思わないほうがいい」と石黒はアドバイス。数字にとらわれるのではなく、今ある動画や視聴者に対して価値を見出すことの大切さが浮き彫りになりました。

アフタートークでは、講義を終えた講師陣が感想を告白!メディアやSNSにおける成長の分かれ道や、「これからYouTubeに参入して間に合うのか」など、クリエイター必見のトークがさく裂します。

辛口クリエイター塾

悩めるYouTubeクリエイターに対し、ネットメディアの専門家である講師陣が辛口でガチコンサルする

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