アプリでも視聴可能(無料)

春におすすめの本3選!出会いの季節に読みたい本を紹介します!この本知っていますか?

こんにちは、テレビ愛知アナウンサーの長江麻美です。
先日、2歳の姪っ子と公園に行ったら、黄色いタンポポが咲いていて「♪タンポポポポポン、タンポポポポポン」とオリジナルの歌を歌いながら散歩をしました。いや~春ですね~。


春といえば出会いの季節でもあります。
テレビ愛知にも新入社員が入ってきましたし、街でもリクルートスーツ姿の方をよく見かけます。同期になったばかりであろう2人が「下の名前で呼んでいい?」「いいよ!私も、いい?」という会話をしているのが聞こえてきたときには、胸がキューンとしちゃいました。


そんな出会いの季節にオススメの本を3冊ご紹介します。3冊とも文庫本で通勤や通学の時間でも少しずつ楽しんでいただけますので是非読んでみてください。
今年度もみなさんにとって良い『出会い』が沢山ありますように…


◆ながエフエム~声の本屋~とは?


テレビ愛知のアナウンサー長江麻美が夜寝る前の20分の読書をオススメするポッドキャスト。
隔週で読書インフルエンサーのふうねさんに出演いただき、本を紹介しています。


ながエフエム~声の本屋~を聞く(Spotify)

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(青柳碧人/双葉社)


  • (C)青柳碧人/双葉社


◆あらすじ

旅に出た赤ずきんが出会ったのはシンデレラ。
魔法使いに魔法をかけてもらって綺麗なドレス姿に変身した二人は
舞踏会に出かけることに。


ところが馬車に乗って舞踏会に向かう途中人とぶつかってしまいます。
まさか人を轢き殺してしまうなんて…と慌てる赤ずきん。
しかしこれはただの事故ではなかったのです。


この事件の真相を赤ずきんはどう解き明かすのでしょうか?
そして、赤ずきん自身の旅の目的とは?


『シンデレラ』『ヘンゼルとグレーテル』『眠り姫』『マッチ売りの少女』の世界で


赤ずきんが事件を解決していく連作短編ミステリー!



まさか『出会い』というテーマで1冊目に死体との出会いを紹介することになるとは(笑)
でも、もともと知っている童話内で様々な事件が起きていくので、ミステリー初心者でもとても楽しく読めました。
幼い自分と今の自分が手を繋ぎながら物語の中を旅した気分でドキドキだったけど、最後はスカーッとした!

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと(花田菜々子/河出書房新社)


  • 花田 菜々子 著/河出書房新社


◆あらすじ

夫と2人で住んでいたマンションを飛び出しどん底だった菜々子は「もっと知らない世界を知りたい」とそのサイトに登録することに。


ヴィレッジヴァンガードの店長として培った知識で会った人にぴったりな本をすすめまくる日々がスタート。


中には下心丸出しの男や、圧強すぎる男もいたが、気の合う男性、可愛い女性、コーチングの専門家など様々な出会いもあった。


サイトの中でだんだん人気になっていく菜々子が向かっていった先は―。



なんと刺激的な日々!!!
どん底ってしんどいけど、実はすごいエネルギーを持っている時でも
あるのかもしれないと思えました。
とにかく生きるモチベーション爆上がり!
世の中には『おもろい人』がいっぱいいるんだと思うと
満員電車で居合わせた人たちを見る目も変わりました。

春、戻る(瀬尾まいこ/集英社文庫)


  • 瀬尾まいこ『春、戻る』(集英社文庫)


◆あらすじ

結婚を控えた望月さくらの元に突然、兄が現れた。


とはいえ、さくらには3つ年下の妹がいるだけで男きょうだいは一人もいない。そもそもさくらは36歳で、彼は24歳なのに彼はさくらの兄だという。


結婚相手の実家にまで顔を出す謎の兄との時間がさくらの閉ざしていた過去の記憶を呼び起こすことに―。



謎のお兄さんが一体何なのか…それが気になりすぎて
その謎だけで一気に読み進められました。
とても優しく、柔らかい春の風のような物語なので
慣れない環境で緊張の糸が張っている人に是非読んでほしいなぁ…

監修:ふうねさん

image0.png


年間200冊以上の本を読む20代の小説好き。
インスタグラムのフォロワーは1万人を越える。
ながエフエムには隔週で出演し、本の解説を担当している。