吉良ワイキキビーチは「イケジイ」パラダイスだった! 自作の秘密基地に仰天 西尾市
三河湾に面した西尾市吉良町は「愛知のワイキキ」とも呼ばれる風光明媚な海岸エリア。そんな吉良町には70歳を超えてパラダイスを造ってしまう“イケジイトリオ”がいます。
西尾市吉良町でリスペクトを集めるイケジイトリオに密着したら、若者以上のイケイケぶりに仰天しました!
絶景キャンプ場をオープンしたイケジイ・石川さん
吉良のイケジイトリオの1人、石川節夫さんは吉良のワイキキビーチ沿いの一角にあるレンタルキャンプ場「MOON」のオーナー。5年前に開いたキャンプ場は、目の前に広がる海と、ヤシの木が織りなす素敵な風景で異国情緒を目一杯楽しめると大人気となっています。
石川さんがキャンプ場造りに取りかかったのは65歳の頃。なるべく費用はかけたくないと、たった1人で10年以上放置していた草ボーボーだった土地を整備。2年がかりでキャンプ場をオープンしました。
センスあふれるオシャレなカフェテラスも石川さんの手作り。渥美半島の先端まで見渡せる絶景を目の前に、ワッフルサンドやスパイスカレーなどの映え度満点なグルメが楽しめると、若者たちにも大好評です。
「上手じゃなくたって形ができるのが面白い」と話す石川さん。夢をかなえたこの場所をもっと進化させたいと、まだまだ意欲満々です。
土日限定絶景カフェのイケジイ・松井さん
2人目のイケジイは、御年78歳を数える松井隆治さん。息子さんからプレゼントされた本を頼りに、約110平米もあるログハウスをたった1人で建ててしまったという仰天の“イケジイ”です。
松井さんがログハウス造りを始めたのは70歳の頃。鬱蒼と生い茂る竹藪の開墾、約300本の丸太も自ら切って組み上げて、6年がかりで本格的なログハウスを完成させました。
老後の秘密基地とするために建てたログハウスですが、あまりの居心地の良さに友人たちがひっきりなしに来訪。現在は土日限定で「レインボーカフェ」として営業するようになったそうです。
「レインボーカフェ」では、テラスから三河湾の絶景を楽しみながら、オシャレなクリームソーダや妻が作るスペアリブなど映えるメニューを楽しむことが可能。今ではカップルもたくさん訪れる、吉良ワイキキビーチの人気店となっています。
手掘りで魅力的な洞窟部屋を建築したイケジイ・牧信儀さん
イケジイトリオ3人目は、吉良の海岸沿い洞窟を掘ってしまったという牧信儀さん。別荘の隣にあった小高い山を開墾し、山の中に素敵な洞窟スペースを造ってしまいました。
もともと工務店を経営していた牧さん。仕事で培った建築技術を生かして手掘りで洞窟を掘削。仕上げにコンクリートとレンガを張り、宿泊も可能な洞窟部屋を2年がかりで完成させました。1年を通して16度前後と、快適な空間が山の中に誕生したのです!
白基調の外観は、エーゲ海に浮かぶギリシャ・サントリーニ島の白い街並みを彷彿とさせるもの。牧さんによると、あまりの素敵さに時々見物客が訪れるそうです。
「将来的には貸しマルシェのような商業施設にしたい」と夢を語る牧さん。2025年の夏を目指して今も準備を進めています。