「名古屋は見るものがない」!? ショックから誕生!異国情緒あふれる屋台イベント「なやばし夜イチ」とは?『チャント!』
名古屋市中心部を流れる堀川にかかる納屋橋と錦橋の間で、2010年8月から毎月第4金曜の夜に開催されている「なやばし夜イチ」。グルメを中心に約40店舗の屋台が立ち並び、地元民はもちろん、観光客も訪れる、入場無料のナイトマーケットです。
今回は、存在を知らなかったというおしゃべりメガネこと、若狭敬一アナウンサー(以下、若狭アナ)がにぎわっている理由を調査しました。
異国の夜市みたい!絶品グルメも楽しめる月イチのお祭り
会場に足を踏み入れると、会社帰りのサラリーマンと思しき男性や若い女性でにぎわっているだけでなく、ライブパフォーマンスが行われ、外国人観光客の姿も。まさに、一言で言い表せない、にぎやかで多彩な空間が広がっていました。
(出店者)
「外国のお祭りみたい、雰囲気が異国情緒」
夜に屋台グルメが楽しめる、まさに“お祭り”そのものですが、ただのお祭りではありません。異国のナイトマーケットを思わせるような、グルメとカルチャーを味わえる空間になっています。
「チャント!」の生放送を終えたばかりの若狭アナも現地入り。異国感を求めて、ベトナム料理のお店で「牛のフォー」を注文!「なやばし夜イチ」の雰囲気について伺いました。
(ベトナム出身・高月タオさん)
「ベトナムにも夜市があるから(ベトナムにいるような感じ)」
「牛のフォー」に舌鼓を打ち、仕事終わりの夜と外の解放感にこれまで「なやばし夜イチ」に来なかったことを悔やむほど、すっかりトリコになった様子でした。
「名古屋には特に見るものなし」!? ショックを受けて立ち上げたナイトマーケット
腹ごしらえが終え、歩いていた若狭アナが見つけたのは、市場ならではのパンと野菜を販売しているお店。
(なやばし夜イチ代表・寺園風さん)
「(Qどこで採れた野菜?)三重県いなべ市で農業をやっています。僕『なやばし夜イチ』を始めた人なんです。言い出しっぺなんで、2010年から出店」
「なやばし夜イチ」を始めたきっかけは、寺園さんがバックパッカーでアジア各国を巡っていた頃のこと。旅先で出会った英語版のガイドブックには、なんとその中に「名古屋には特に見るものなし」と書かれていたそうです。
(なやばし夜イチ代表・寺園風さん)
「ショックを受けてしまって、帰国後、旅好きな仲間たちと(夜イチを)立ち上げた」
名古屋市出身の寺園さんが、地元の魅力を自ら作ろうと2010年に始めた「なやばし夜イチ」。立ち上げ当初から通う常連客や出店者たちは、この15年の変化をどう見てきたのでしょうか。
(14年通う常連)
「開始当初は、広場だけでやっていた」
(15年前から出店「TABI・CAFE」)
「(当初は)夜に開かれる市場が珍しくて、店が少なくても続けていることがスゴい。5~6店舗でも続けてきた結果、お客さんとのつながりも(できた)」
今のにぎわいが嬉しい、と寺園さんも語っていました。
初めて食べる味! 甘くておいしいシュウマイの秘密は“ハチミツとスパイス”
若狭アナは、ベトナム料理店でおすすめされた焼売のお店「掌食堂」を発見。さっそく「海老豚シウマイ」を食べてみることに。
(若狭敬一アナウンサー)
「甘いですね。なんで甘いんだろう?ハチミツっぽい甘さ。アジアっぽい香りもする」
(定食・弁当を販売「掌食堂」・店員)
「これは五香粉・コリアンダー・クミンなどのスパイスを使用。甘さの秘密はハチミツ」
(若狭敬一アナウンサー)
「ひとくちで旅している感じ!」
取材中、ずっとにぎやかで楽しそうにしている店員に、「悩んでいる時に来ると元気をもらえる」と若狭アナは太鼓判を押しました。
「なやばし夜イチ」がなぜこれほどにぎわっているのか、若狭アナはこう考えます。
(若狭敬一アナウンサー)
「それはズバリ、元気になれるからです。老若男女、多国籍の人が集まって、お店も様々。外の解放感も相まって、ここに来れば必ず元気になれます!」
これから暖かくなり、屋外で過ごしやすくなる季節。名古屋駅から徒歩圏内の「なやばし夜イチ」に、仕事帰りや買い物帰りにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年3月24日放送より