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「手を使わなくてもドアの開け閉めができる」コロナ感染防止グッズも開発中!山の上の校舎で専門分野学ぶ高校生

 ラグビーの強豪校としても有名で、商業と工業の専門的な技術が学べる岐阜県の関市立関商工高等学校。ちなみに綾野剛さんや熊田曜子さんも卒業生です。

 今回、この学校で商業に関する資格が数多く取れるという総合ビジネス科3年生のクラスに、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ますが…。


パンサー向井さん:
「この学校は階段が名物スポットで、校舎が山の上にあって、行くためにはこの階段を上らないといけないということです。全部で101段。嫌ですねぇ…」


 駐輪場から続く101段の階段を上ると…生徒たちが出迎えてくれました。

パンサー向井さん:
「ここ毎日上ってると、何でこんな山の上に作ったんだよ!って思う朝はありませんか?」


生徒たち:「(一斉に)あります!(笑)」

 まず総合ビジネス科の特徴について聞いてみると…?


二村さん:
「関市で開かれる関メタルアート展というものがあって、グループごとに別々の会社様とどんな製品を作っていくか、メタルを題材にして企画・開発しています」

『刃物のまち関市』をPRしようと毎年秋に開催している「関メタルアート展」。


 総合ビジネス科では地元の企業とタッグを組み、デザインから設計、完成まで、金属を使った新製品の開発を学んでいます。今は試作品の開発中で…。


パンサー向井さん:「え?これは何?」


二村さん:
「新型コロナの感染防止のためのアシストフックです。手を使わなくてもドアの開け閉めができるように銅で作っています」

パンサー向井さん:
「実際に新製品の開発をやってみて、どうですか?」


櫻井さん:
「既存の物ではなく、新しいアイデアを考えなきゃいけないので、自分たちで考えて新しい物を作るのが難しいです」

武市さん:
「イチから決めて自分たちでやっていかないといけないんですが、大変だった分、喜びが来るのでやりがいがあります」


 他にも食品の商品開発が学べたり、沢山の資格も取得できたりするなど、就職にも進学にも強いのが関商工の魅力です。生徒にこの学科を選んだ理由を聞いてみると…?


小澤くん:
「進学校に行くよりも、将来のことを考えた場合、専門分野が学べる高校に入ることによって、将来の知識が身につくと思って入りました」


 ちなみに、このクラスは全員が電卓検定1級に合格。その中でも電卓名人とされる足立くんに、向井さんが挑みました。


 勝負はハンデ戦。最大10ケタの複雑な計算を、足立くんは5問、向井さんは2問解くスピード対決です。

 左手で電卓を使い、計算の答えを右手で書く無駄のない動きで次々と解いていく足立くんに対し、前のめりで電卓と向き合う向井さん。


 しかし、向井さんがまさかの大健闘。足立くんが4問目を計算している間に…。

パンサー向井さん:
「できたぁ!」


 ハンデ戦ながら向井さんに敗れた足立くん。取材班のリクエストに応え、日体大発祥の応援スタイルで関商工でも伝統的に男子が踊るという『エッサッサ』を、若干恥ずかしそうに披露してくれました。


 このクラスには、ほかにも特技を持った生徒たちがたくさん。バトントワリング歴10年だという井上さんが見事な開脚を見せれば、将来警察官になりたいという恩田さんは空手の全国大会経験者。


キックボクシングでもプロの興行に参加したことがあるそうで、向井さんの目の前で鋭いパンチ…。

パンサー向井さん:
「怖―っ!すごいね!マジで警察官になって、日本を守ってください(笑)」

 実際のビジネスの現場でも学びながら、それぞれの夢を目指す個性派ぞろいの生徒たち。今回の取材で向井さんが感じたこととは…?


パンサー向井さん:
「本当に色んな、多種多様な分野で生かせることを今学べていて、かなり可能性が広がる学校なんだなと感じました。あと、東海3県の高校の電卓自慢、かかってこいよっ(笑)」

 関商工高校総合ビジネス科の皆さん、ありがとうございました!

いざ学校に向井ます

向井くんが東海地方の高校に行き、ユニークな部活動や授業を体験!生徒や先生と交流し、その学校ならではの“リアルな高校生活”を紹介します。

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