シニアの【介護脱毛】に小中学生の【キッズ脱毛】変わりゆく脱毛最新事情
肌の露出が増える季節に気になるのがムダ毛。ここ数年は男性も脱毛に対する関心が高くなっており、脱毛サロンを利用する人が増えています。
さらに最近では、【キッズ脱毛】や【介護脱毛】という言葉を耳にするようになり、これまでとは違った目的で脱毛を考えている人も増えています。最新の脱毛事情をさまざまな視点で調査しました。東海テレビ『スイッチ!』7月7日放送から
じわじわ増加する小・中学生向けの”キッズ脱毛”
5年程前からじわじわ増え始めた”キッズ脱毛”。小学校高学年から中学生を対象にしたキッズ脱毛を受ける子どもが増加しているそうです。
キッズ脱毛について町で話を聞くと…
中学2年の女子生徒:「興味ある」「みんなやっているから」
小学2年と4年の娘を持つ母親:「キッズ脱毛はやっています。ある程度の年齢になったら自分も気になっていたので」
と、「興味がある」という回答が多く聞かれました。
愛知県を中心に脱毛サロンを展開する『アドラーブル イオンモール新瑞橋店』のエリアマネージャー・小柳津孝美さんに話を聞きました。
小柳津さんは「体育の授業で腕や足のムダ毛が気になるお子さまや、周りから言われて来ていただく方も多いですね」とのこと。こちらの店では保護者同伴を条件に10歳から脱毛が可能です。
脱毛に使用するのは、光を肌に当てることで毛の成長を止めて脱毛させる光脱毛器。薬を服用していると、成分によっては光に反応してしまう可能性があるため、前後24時間は薬の服用を避けなければいけません。
すっきり脱毛するには毛が生え変わる毛周期のサイクルに合わせて、回数を重ねる必要があるといわれています。通常、1カ月に1度のペースで1年間通い続けると効果が期待できるのだとか。
光脱毛の光は、色の濃い部分に反応して熱する作用があり、その光によってダメージを与えて脱毛するという仕組みです。
キッズ脱毛では専用のフィルターを通した低刺激の光をあてることで、より安全面に配慮した脱毛を行っています。
国産の光脱毛器の開発でより手軽に
子どもでも手軽に脱毛できるようになった背景には、光脱毛器の開発があります。名古屋に本社を置く『NBS』では、18年前から国産の光脱毛器を開発してきました。
20年程前、脱毛器は海外製の高価なものしかなく、当時の脱毛費用はワキだけで数十万、全身は数百万という高額なものでした。
そこで登場したのが、国産で手軽に使える光脱毛器。安価で安全なだけではなく、美肌効果も期待できる機械が開発され、脱毛市場が今や800億円になった原動力となっています。
40~60代が注目する”介護脱毛”とは?
もう一つ、最近注目され始めているのが”介護脱毛”。名古屋市昭和区のごきそ皮フ科クリニックに話を聞きました。院長の蒲澤ゆき先生は、30年以上にわたり脱毛に関わったエキスパートです。
昔は人目につくひざ下の脱毛が多く、毛の濃さに悩んで訪れる客が多かったという蒲澤先生。「最近は40代から60代の方がビキニラインの介護脱毛に来る頻度が高い」と話します。
自分が介護される側になる将来を見据えて、おむつ交換などで介護する側の手を煩わせないよう、『VIO』や『ビキニライン』など、あらかじめデリケートゾーンを脱毛する人が増えているといいます。
医療脱毛では、光よりもエネルギーが強いレーザーを使うことで毛を生やす組織自体を破壊し、永久的に脱毛することができます。医療脱毛にかかる費用は、全額自己負担。2カ月に1回の間隔で1年間、計6回続けると、効果が期待できるそうです。
介護の現場で聞く介護脱毛への思い
実際に介護に携わる方は、介護脱毛についてどのように考えているのでしょうか。
豊橋市にある特別養護老人ホーム『第二さわらび荘』の介護士に聞いてみたところ、「アンダーヘアがない状態であれば、おむつ交換の時間の短縮とか、介護者の負担が軽減するのではないかと思っています」と回答。
一方で「脱毛するには手間もお金もかかるし傷みもあるので、介護脱毛をして施設に入っていただくというのは個人的にはなくてもいいかな」という意見もあり、介護脱毛に関する考え方はさまざまでした。
配信動画では男性が脱毛にかける費用や、人類が脱毛をするようになった起源についても調査しています。
『スイッチ!』
東海テレビ 毎週月曜~金曜 朝9時50分放送
【番組HP】 スイッチ!
※記事の内容は放送当時のものです
スイッチ!
毎週月曜~金曜あさ9時50分から放送中。 もっと東海地方を好きになる“スイッチ”を押す生情報番組。 お出かけスポットやグルメはもちろん暮らしのちょっとしたヒントになるトピックスを幅広くお届けしています。
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