喫茶とランチと、ちょっと映え。冬の円頓寺さんぽ : 2ページ目
世界各国の味わいを堪能!
一つ一つ、丁寧に淹れるコーヒー
ニカラグアやミャンマーなど、数十ヵ国のコーヒー豆を取り扱っている同店。焙煎具合にも違いがあるため、味わえる種類は30種類近いといいます。
各地の喫茶店やコーヒーショップに色んな流派があるなか、『喫茶ニューポピー』が大切にしているのは、昔ながらの深煎り文化。その一例として、尾藤さんは、サードウェーブ以降のコーヒーでは取り扱いが少ないという「ロブスタ種」の存在を挙げます。
「昔の喫茶店、特に名古屋は“深煎り”が主流でした。ロブスタ種は少し苦みが入っています。ロブスタ種自体の品質を高めていくと、現代のコーヒーの流れのなかに、「ファインロブスタ(=ロブスタ種のスペシャルティ)」というものが生まれる。時代の流れに抗って、ちゃんとロブスタ種をアイデンティティとしてもっていくのが、“喫茶店生まれ、喫茶店育ち”である自分の役目だと思います」
カウンターに立つのは、店長・加藤さんをはじめ、コーヒーを熟知したスタッフたち。焙煎の深さや時期など、豆の状態に合わせて、ドリップのアプローチを判断していきます。
豆の微妙な変化を感じ取りながら、一番おいしい瞬間を逃さずに淹れていくコーヒー。喫茶ニューポピーの一杯は、単なるコーヒーではなく、“文化を伝える味”でもあるのです。