海と街と、おいしいもの。 初夏の蒲郡さんぽ : 3ページ目

「水槽ではなく、胃袋に入れたい…」
“おいしい魚”も集まる深海魚エリア

本館に移動すると、そこにはリニューアル後、さらに“濃くなった”深海展示が広がっていました。

現在、竹島水族館で展示している深海生物は約190種類!深海生物の展示数は、日本一だといいます。

展示されている深海生物は、地元漁師から分けてもらったものが多いそうですが、なかには飼育員が釣ってきた魚も。

例えば、チゴダラという深海魚は、青森出身の飼育員が帰省した際に釣ってきたもの。実はチゴダラは、青森ではテトラポット付近で釣れる魚ですが、蒲郡周辺では獲れない生き物なのだそう。ポップには、生きた状態で展示するため、飛行機ではなく、新幹線で様子を見ながら持ち帰ったというアツいエピソードも掲示されていました。

“おいしい深海魚”を集めた水槽

実際に飼育員が食べてみて、“めっちゃ美味しかった!”という魚には「美味マーク」が!深海魚を“展示”だけで終わらせないのも、竹島水族館らしいところです。

“おいしい深海魚”を集めた水槽には、一番おいしく味わえるサイズのタカアシガニが展示。ちなみに、桃井さんが最近食べて美味しかった魚は、「オキトラギス」。

水槽の隅で、オキトラギスを発見!

「これは水槽に入れるというより、胃袋に入れる魚ですね(笑)」と語る美味しさは、ポップでも知ることができるのでぜひチェックしてみてください。

「気持ち悪い」は褒め言葉!?
ユニークすぎる人気展示は必見

深海生物の展示を拡張した本館ですが、以前より人気だった展示は現在も継続。

例えば、一部屋ずつ覗きたくなる「カサゴマンション」。岩の隙間に入る習性をもつカサゴが、マンションに住んでいるように見える展示で、10年前に館長と副館長が発案したものだといいます。

圧倒的な気持ち悪さを体感できるウツボの展示。

さらに、土管の中に大量のウツボが入り込む展示も健在!桃井さんによると、「気持ち悪い」はこの展示の誉め言葉。実際、来館者たちは「気持ち悪い…」と言いながらも、足を止めてじっくり見ていくそうです。

また、2024年3月末から、コツメカワウソの展示も開始。オスのカシワくん、メスのみかんちゃんの2匹が展示されており、水中を泳ぐ姿も見ることができます。

そのほか、チンアナゴの展示や深海生物のタッチプールも続投。タッチプールでは、イガグリガニをはじめ6種類の深海生物にふれることができます。

熱量溢れる、クセ強ポップ