海と街と、おいしいもの。 初夏の蒲郡さんぽ : 2ページ目

土3トンをバケツリレーで搬入!
カピバラに癒される屋外エリア

大水槽の先にあるのが、カピバラの展示エリア。ここで注目したいのが、飼育環境へのこだわりです。

カピバラの屋外展示エリア。手前で寝ているのは、めめちゃん。

カピバラが生息する南米の環境に寄せるため、植物の半分以上は南米産を使用。これらの植物は、飼育員全員で園芸店を回って集めたといいます。

植物の世話も飼育員たち自身で行っているそうで、なんと土も自分たちで購入!さらに、驚くべきはその土の搬入方法でした。

当時、工事の都合で搬入口が使えず、購入した土をトラックから直接運び込むことができないことが判明。そこで、同館が選んだ搬入方法は、なんと“バケツリレー”!

つい最近まで母として、5つ子の子育てをしていためめちゃん。子どもたちが巣立ち、現在はのんびり過ごしています。

搬入当日は、館長・副館長を含む全スタッフが大集合。あらゆるサイズのバケツを館内からかき集め、バケツリレーで土を運び入れたそう。その量、なんと3トン!のんびり過ごすカピバラたちの表情の裏には、飼育員たちの汗と努力が詰まっていました。

実はケンカっぱやいカピバラ。意外な事実を学べるポップも必見。

展示方法や動物たちの環境づくりについて、「自分たちで出来ることは、何でもやろうっていう気持ちですね」と話す桃井さん。そんなエピソードからも、飼育エリアを“作るところ”から関わるという竹島水族館らしさを感じ取ることができました。

ゆったり泳ぐ姿や技を間近で観察!
アシカの生態を知る“もぐもぐタイム”

さらに、新館には新しいアシカプールも誕生。以前からアシカショーは行われていましたが、旧プールは規模が小さく、観覧人数にも限界があったそう。

ゆったり泳ぐ、カイ君。

リニューアル後はエリアを拡張し、数百人規模でも観られる空間に。さらに、水中の様子を横から見られる大きなガラスも設置。プログラムがない時間でも、アシカがゆったり泳ぐ姿を観察できるようになりました。

取材日に登場したのは、オットセイのカイくん。現在は発情期中ということで、本格的なショーではなく、“もぐもぐタイム”を実施していました。

もぐもぐタイム中も仲良しなカイ君と桃井さん。

もぐもぐタイムでは、桃井さんが観客たちにオットセイの生態などをレクチャー。食べるときの口の動きや、地肌が黒いのではなく“毛深いから黒く見える”ことなど様々なエピソードをトークしていきます。

実は20~30種目できるカイ君!本格的なショーの再開が楽しみです。

時折、カイ君がジャンプやお手振りといった技を披露するシーンも。ガラス越しでも、かなり近い距離でカイ君の魅力を知ることができました。

カイ君について、「3歩進んで2歩下がるような子なんです(笑)」と教えてくれた桃井さん。そんな紹介からも、飼育員たちが展示する個体を動物ではなく、一緒に働く“仲間”として向き合っていることが伝わってきます。

“おいしい魚”も集まる深海魚エリア