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未解決事件の遺族「次は自分の番だ」26年越しの容疑者逮捕が“希望”に「犯人に『終わってない』と伝えねば」

11.05(水)19:09
26年前に名古屋市西区の主婦を殺害した疑いで女が逮捕された事件。別の未解決事件の遺族が取材に応じ、「次は自分の番」と希望を語りました。 1999年11月に主婦・高羽奈美子さん(当時32)が殺害された事件の捜査本部が置かれた愛知県警西署。5日、安福久美子容疑者(69)の逮捕を受けて、情報提供を呼びかけるポスターが剥がされました。 愛知県警西署の西崎恭尚署長: 「県民の方、他県の方も、様々な形でご協力いただきまして、誠にありがとうございますという気持ちで剥がさせていただきました」 26年の時を経て、大きく動いた事件…。 天海としさん: 「『やった!』って。鳥肌が立って、本当にパァーって明るくなりましたね。泣けてしまって、うれしくて」 自分のことのように喜ぶ天海としさん(63)。2004年9月に豊明市沓掛町の住宅で起きた未解決の殺人・放火事件で、妹の加藤利代さん(当時38)とその3人の子供を奪われました。 天海としさん: 「私たちみたいに大切な人を奪われて残された家族にとっては、この一報は本当に心強くて、『次は自分の番だ!』って思えたので。犯人に対して『終わってないんだぞ!』って。『まだ終わってないんだぞ!』ということは伝えていかなきゃいけない」 全国の未解決事件の遺族が注目する、西区の事件の進展。捜査関係者によりますと、逮捕された安福久美子容疑者(69)は、高羽さんを襲った凶器を「処分した」という趣旨の供述をしていることがわかりました。 また事件の際、手にケガをしたにも関わらず、医療機関を受診しなかったとみられることもわかっていて、警察は事件に至る動機やその後の足取りの解明を進めています。





