スガキヤ ラーメン売らない「テイクアウト専門店」オープン! “甘党”メインのこだわりメニュー 大須で食べ歩き 名古屋・中区

戦後すぐの1946年に名古屋で創業したラーメンチェーンの「スガキヤ」。
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初めは甘党の店として、ぜんざい・パン・焼き芋・芋まんじゅうなどを販売。そして、1948年にはラーメンが加わり、「甘党とラーメンの店」としての歩みが始まったのです。
現在も1杯430円という低価格で提供しているラーメン。豚骨の旨味とだしの香りがほどよくミックスされた和風とんこつスープは唯一無二の味。「スガキヤのラーメンがソウルフードの一つだ」と話す”名古屋人”はめずらしくありません。
また、特徴の一つは「ラーメンフォーク」。1978年にオリジナル製品として登場しました。この時のキャッチコピーは「箸よさらば」「ファショナブルに使ってみてください」でした。
ラーメンを販売しないスウィーツ中心の“テイクアウト専門店”
そんなスガキヤの新業態の店が7月24日、名古屋市中区大須にオープンしました。その名も「スーちゃんのSweet Cafe」。
(1番乗りの男性)
「新しくオープンするのが分かって有休を取得してきた。スガキヤ大好きなので」
「スーちゃん」とはスガキヤのイメージキャラクターの女の子。1958年に誕生したスガキヤの「顔」です。
今回、若者たちからの支持を広げるべく、会社の原点である「甘党」をメインにカフェメニューを広く展開することに。ドリンクを頼むとアメリカからきたスーちゃんのお友達「スージー」にも会えます。
大須での食べ歩きに…こだわったメニュー構成
大阪から駆け付けたという女性は…
(大阪から来た女性)
「午前6時半の近鉄特急で来た。ちょっとでも早く来ておいた方がいいかなと」
販売するスイーツやドリンクの多くには「スガキヤ」の人気メニューソフトクリームが使われています。
「スーちゃんシェーク アサイーボウルクリーム」(590円)は。
(西本明日華記者)
「上にはホイップクリームとグラノーラがたくさん乗っていてボリューミーです。食べてみると…最初はソフトクリームの甘みがしっかりと感じられるが、アサイーボールの酸味が後味としてすっきりと効いている」
大須万松寺店では、ベビーカステラを使用した「スーちゃんソフトカステラ」(15個入り390円)や、「スージーザクザクポテト」(390円)などテイクアウトでき、“食べ歩き”で知られる大須にこだわったメニュー構成にしたということです。
(スガキコシステムズ マーケティング部 宮地柴野さん)
「たくさんの人に来てもらえるので、皆さんの期待に応えられるよう今後も頑張りたい」