ラストワンマイルの担い手不足解消なるか 名古屋・栄で自動配送ロボットの実証実験始まる
12.05(木)20:00
物流の課題解決に期待がかかる自動配送ロボットの実証実験が、12月5日から名古屋市内の公道で始まりました。
ロボット:
「ロボットが走行しています。こんにちは~」
名古屋・栄の街中にやってきたのは、自動運転ロボット「DeliRo(デリロ)」です。バスで運ばれてきた荷物を積むと動き出しました。これは愛知県がイチゴ農園を持つ中電ウイングなどと共に行っている実証実験です。
今回の目的地は約600メートル先の名古屋東急ホテルです。追いかけてみると横断歩道では青信号を待ってから出発。通行人の多い道もぶつからずに走行できました。
いま物流分野では、配送拠点からユーザーまでの区間、いわゆるラストワンマイルの担い手不足が深刻となっています。
このロボットは、カメラとセンサーで障害物や信号機を認識するほか、内臓のカメラを使って遠隔で監視することで、人手を割かずに配送を行うことができます。
中電ウイング いちご事業部 近藤貴博課長補佐:
「3年以内の実用化を目指している。最終的には中電ウイングだけでなく、将来的には地域の生産農家にも広げたい」
この実証実験は、12月26日まで行われます。