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ハンディファンやモバイルバッテリーが爆発したり発火する恐れ　リチウムイオンバッテリーに潜む危険　強い衝撃を与えたり高温になる場所に置くのは危険

06.26(木)19:37

スマホから車まで様々なところで使われ、なくてはならないリチウムイオン電池ですが、暑さが厳しくなる夏には思わぬ事故に注意が必要です。

いまや「命の危険」も感じるほど暑い、日本の夏。手放せなくなっているのが「ハンディファン」。携帯型の扇風機ですが、取り扱いには注意が必要です。

警鐘を慣らすのは工業製品などの安全性を調べる独立行政法人「nite」。

地面に落下するなど強い衝撃が加わったハンディファンは、内部のリチウムイオン電池がショートし発火や爆発する恐れがあるのです。

（nite 宮川七重課長）
「リチウムイオンバッテリーは、とてもデリケートな製品。熱と衝撃に弱い」

ハンディファンのこうした事故は、この5年で40件も起きているほか、リチウムイオン電池で動くファン付きウエアにも同じように注意が必要です。

いまや日常生活に欠かすことができないリチウムイオン電池。夏は特に注意が必要な状況も…

スマホの充電などで多くの人が持ち歩いているモバイルバッテリー。炎天下に駐車した車の中に放置した実験では…車内は温度が60℃にまで上昇し、モバイルバッテリーは3時間ほどで膨れ上がると激しく煙と炎を噴き出しました。

モバイルバッテリーが熱と衝撃に弱いことをしっかり覚えておきたいものです。

（nite 宮川七重課長）
「暑い所に放置しない、直射日光が当たる所に放置しない。電池が熱くならないようにコントロールして安全に使っていただければ」

niteはリチウムイオン電池を使った製品を正しく使うことはもちろん、異常を感じたら使用や充電をすぐにやめるよう呼びかけています。