女子生徒があごを脱臼などした「いじめ重大事態」 第三者委員会で調査へ　愛知・江南市

愛知県江南市の中学校で女子生徒への暴力などが「いじめ重大事態」と認定された問題で、第三者委員会による再調査が行われることになりました。

　江南市教育委員会によりますと、市立中学3年生の女子生徒は、1年生の時に他の生徒から暴力を受けてあごを脱臼するなどし、市は去年10月に「いじめ重大事態」と認定し、調査しました。

　保護者から再調査を求める声があり、江南市の澤田和延市長は26日、「再び同様の事態の発生を防止するための措置をとっていきたい」として、第三者委員会を設置して再調査すると明らかにしました。

「中学校3年間、小学校6年間は戻せないので、そこは本当に悔しい。今から第三者委員会が立ち上がっても、この過ぎた時間はもう戻せない」(被害生徒の母親)

　市は今後、委員の選任を進めるということです。