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三重・鈴鹿市 社会福祉法人の人事めぐる贈収賄事件 元理事長に懲役1年6か月求刑

08.08(金)14:54
三重県鈴鹿市の社会福祉法人の役員選任をめぐる贈収賄事件で、2000万円の賄賂を受け取ったとされる元理事長に対し、検察は、懲役1年6か月を求刑しました。
起訴状などによりますと鈴鹿市で特別養護老人ホームを運営していた社会福祉法人「かがやき福祉会」の元理事長・四宮慶太郎被告(59)は2022年2月、法人の理事選任をめぐって便宜を図る見返りに、すでに執行猶予付きの判決が出ている男性らから現金2000万円を受け取った社会福祉法違反の罪に問われています。
7日の裁判で検察側は「必要な手続きをせず金銭の対価として社会福祉法人の役員の解任、選任を行ったのは職務の公正を害し社会福祉事業に対する社会の信頼を失わせる悪質な行為と言わざるを得ない」などとして懲役1年6か月を求刑しました。
これに対し弁護側は「不正の請託を受けた認識や賄賂性の認識はない」として無罪を主張しました。
判決は今年10月1日に言い渡される予定です。