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インフルエンザが今シーズン急拡大、新型変異株“サブクレードK”も 医師「ワクチンは変異株にも有効」

11.26(水)16:10
インフルエンザの感染者がここ1カ月で急増しています。その背景には「サブクレードK」という変異株の出現があるようです。

南半球で出現し、イギリスなどで急拡大しているという「サブクレードK」。
インフルエンザは呼吸器症状が主ですが、このウイルスは胃腸などの消化器症状も一緒に出てくる例も見受けられるといいます。
インフルエンザの猛威は東海地方でも。
愛知県では、11月10日から16日の1週間で、1医療機関あたりのインフルエンザ患者の報告数が「警報」の目安とする30人を超えたとして「インフルエンザ警報」を出しています。
去年の同じ時期の感染者数は1.49人ですが、今年は39.56人。今シーズンは感染拡大のタイミングが早いことが分かります。
変異株にもワクチンは有効

名古屋市熱田区にある「今泉クリニック」では、25日に検査をした37人中、27人にインフルエンザの陽性反応が出ました。
「かなり多くて、週ごとに倍というイメージ」(今泉クリニック 今泉勲 院長)
今泉院長は、感染の急拡大の背景に海外からの旅行者の影響があるとみています。
「今年は大阪・関西万博もありましたし、ほかの地域から来ることによって感染の流行はしやすいということはあるかもしれない」(今泉院長)
愛知県で「警報レベル」となったのは、去年より1カ月ほど早いタイミングとなっています。
今シーズンの流行のピークはいつになるのでしょうか?
「12月中にピークが来ることもあると思う。ただ、それが下がった時、インフルエンザの型が変わるとまた流行も変わると思う」(今泉院長)
ただ、変異株にもワクチンは有効だと強調します。
「体の免疫として、重症化を防ぐ意味合いでは当然打っていくといいと思う」(今泉院長)





