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「防犯カメラだけではダメ。看板を立てて」防犯の専門家がアドバイス 鍵は「防犯意識の高いエリア」づくり

04.15(火)18:57
愛知県安城市の住民が住宅街での侵入盗を防ぐための防犯対策を学びました。その鍵は、防犯意識の高いエリアだと一目でわかるまちづくりです。
安城市内にある細い道を歩くのは、防犯設備の専門家と市民です。すると、防犯設備の専門家がある指摘をしました。
総合防犯設備士 清水康人さん:
「ここに入ってくる人はここの住宅の人は入ってくるが、住宅に関係のない人は入ってくる必要がない。大通りから住宅街に入った瞬間にカメラあるし看板があるし、(防犯)意識の高いエリアに入ってしまったなと思わせる必要がある。
安城市横山町で行われたのは町の防犯診断です。防犯設備の専門家が市民や市の職員と一緒に町を歩きながら防犯対策が足りていないところの改善案を示します。
こちらのマンションは、防犯カメラを設置していますが…
総合防犯設備士 清水康人さん:
「看板を立ててほしいんですよね。真中のところに1枚どーんと。黒地なので黄色で目立つと思いますから。知っている人間はカメラを意識して歩いているのでわかるんですけど、誰が見てもカメラがあるということが安心感に繋がる」
町内副会長:
「そこに防犯カメラを付けた方がいいなとか具体的な目線がわかったので非常に参考になった」
町内会長:
「町民の方が自分のことととして活動していけるようなそんなアピールをしていきたい」
安城警察署によりますと、市内では2025年1月から3月までに住宅への侵入盗が18件発生していて、2024年の同じ時期に比べて6件増加しています。このうち10件が住人の在宅中に侵入して金品を盗む「忍び込み」です。警察は窓に防犯フィルムを貼ったり、補助錠を付けたりするなどの対策を呼びかけています。