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「あと1時間遅かったら…」国道沿いの民家にトレーラー突っ込む 早朝の台所が無残な姿に 岐阜・郡上市

09.11(木)18:19
9月11日早朝、岐阜県郡上市内の国道沿いにある住宅に大型トレーラーが突っ込む事故が起きました。住宅の台所は、食器棚は壊れ、物が散乱する悲惨な状態となっています。
運転席が見えないほど民家にめり込んだトレーラー。道路わきのガードパイプも大きく曲がっています。

現場は片側1車線の国道沿い。トレーラーの通ってきた道は、ゆるやかなカーブを描いているように見えます。
警察によると、9月11日午前7時前、郡上市大和町の国道156号沿いで「トラックが家に突っ込んだ」と家の住人から119番通報がありました。

台所だった場所は跡形もなく、壊れた家の壁や車の部品などで床が見えない状態になっていました。時計の針は事故のあった午前7時前でとまったまま。
事故当時、住宅には1階居間に80代の女性、2階寝室に50代の義理の娘がいました。
住民(50代):
「音がすごかったです。地震かと思いました」
住民(80代):
「食事の準備に行こうかなと、そこまで行ったんだけど戻ってきて、そしたらトラックが入ってきて、『なにこれー』って大きな声が思わず出ちゃって。いまだにちょっとドキドキしているね」

あと1時間遅ければ、朝食をとるため2人ともトレーラーが突っ込んだ場所にいた可能性があったといいます。
住民(80代):
「2部屋めちゃめちゃで、炊飯器も飛んでいってしまって、冷蔵庫は使えないし、これからどうしようって感じです」

トレーラーの運転手の男性は事故直後、運転席から出られなくなっていましたが、頸椎捻挫などの軽傷で、現在は警察の聞き取りに応じています。
運送会社によると、トレーラーは愛知県一宮市から岐阜県郡上市へ鋼材を運搬中だったということで、運転手の勤務状況に問題はなかったということです。