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ノーベル化学賞の期待高まる 佐川眞人さんが開発 “最強の磁石”ネオジム磁石を記者が体験

10.08(水)17:35
8日に発表されるノーベル化学賞。大同特殊鋼の佐川眞人さんが開発した“最強の磁石”に受賞の期待が高まっています。

名古屋市科学館。8日に発表されるノーベル化学賞で受賞の期待が高まる“ある発明”が体験できるということですが...。
青で「S」赤で「N」と書かれた特殊なネオジム磁石。磁力の強さが特徴です。
ネオジム磁石の開発とその影響

発明したのが、名古屋市に本社を置くメーカー・大同特殊鋼で顧問を務める佐川眞人さん。
大学院を出て社会人となって磁石の研究に携わる中で、40年以上前に“最強の磁石”、ネオジム磁石を開発しました。
9月には、名古屋市内の高校で佐川さんの講演会が開かれました。
ネオジム磁石の特徴のほか、休日も研究に没頭し、世紀の開発に辿り着いた自身の半生などを高校生たちに語りかけました。
「人生で成功するため大切と思うこと。1.考えて考えて考える。2.希望を持つ。3.目標を達成するまで挑戦を続けましょう」(佐川さん)
生活に浸透するネオジム磁石

ネオジム磁石は、すでに私たちの生活に深く関わっています。
「車だと、モーターの類はほとんどネオジム磁石(が使われている)。家庭の中でも例えば我々が使っているスマホのバイブのモーターもネオジム磁石によるものです」(名古屋市科学館 主任学芸員 山田吉孝さん)
便利で快適な暮らしを支えるネオジム磁石。
佐川さんのノーベル化学賞受賞はなるのでしょうか。