3年前から村の全世帯に1万円分の商品券を配布 ことし対象となるのは全1898世帯 「家庭の負担軽減」+「取扱店にもメリット」 愛知・飛島村

(報告:荒川栞 記者)
「飛島村には物価高騰対策として商品券が配られます。その金額は1万円です」
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2022年から物価高対策として商品券1万円分を全世帯に配布している愛知県飛島村。ことし対象となるのは全1898世帯で、約1900万円の財源は「国の物価高騰対策の臨時交付金」です。
(飛島村 加藤光彦 村長)
「家庭の負担軽減。商店や取扱店にもメリットが行き渡るようにしたい。商品券を使ったことで経済効果を生んで取扱店も潤うという形をイメージしている」
商品券が使えるのは村のスーパーや飲食店など。実際に店を訪ねてみると…
(Aコープ とびしま店 中村行宏 店長)
「とても助かっている」
店内には地元の野菜やコメ、肉や魚などが並びますが…
(Aコープ とびしま店 中村行宏 店長)
「一品一品の商品が高くなっていて、お客さんの買い上げ件数も大分減ってきている」
物価高の影響が出る中、商品券の効果は絶大だったようで。
(Aコープ とびしま店 中村行宏 店長)
「野菜から何でも買っていただけるので、使う方が大変多いと思う」
去年、商品券の利用率は98.7パーセント。このうち約6割が食品や日用品などに使われたといいます。
(飛島村民)
「(ことしも)夜ご飯買ったり、子どものおやつ買ったりする。1万円でも、すごく助かる」
「子どもたちは食べたいものがあるし我慢させるのも…というのもあって。すごく助かっている」
「(最近)最初から高いのは見ずに安いのを探して買う。(商品券は)ありがたい」
(飛島村 加藤光彦 村長)
「商品券1万円分で皆さんの生活が大きく変わることはない。物価高騰というネガティブなイメージ。商品券を使うことで明るい気持ちになったり、前向きな気持ちになったりしていただければ」
地域を支える商品券、ことしの分は8月中旬・下旬ごろから郵送され、9月から利用できるということです。