インフルエンザで学年閉鎖 夏休み明けに感染者増加のワケは「人との接触が増えたから」?例年より早い なぜこの時期に

三重県亀山市では今月初め、市内の中学校の1クラスで風邪の症状を訴える生徒が相次ぎ、このうち8人がインフルエンザに。このため10日と11日が学年閉鎖になりました。
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三重県に聞くと、今シーズンに入ってインフルエンザで学年閉鎖になったのは県内で初めてのことでした。
訪ねた小児科病院では、7月下旬からインフルエンザの患者が出始め、夏休みが明けた今月初旬から患者数が増加傾向に。そのワケは?
(落合小児科医院・落合仁院長)
「地域の中にインフルエンザの患者がいた状況で夏休みに入り、それ以上拡散しなくなった。」
Q.夏休みが明け、人と接し感染が増えた?
「そうですね」
エアコンで乾燥“ウイルスが生存しやすい”
きょう、診察に訪れていた子どもの保護者たちは。
(診察に訪れた人)
Q.亀山でインフルエンザがはやっているが?
「中学校が学年閉鎖と聞いて怖いな」
「はやっているのは知っているが怖い」
猛暑が続く中でも油断大敵です!
(落合院長)
「暑すぎて熱中症対策で外に出ずにエアコンを使い、快適な生活をするということは、乾燥をした状況を夏のうちから作っているので、ウイルス自身も生存しやすくなってしまう」
Q.例年この時期からインフルエンザが増える?
「夏くらいに少し出て、そこから少し落ち着き、冬の乾燥する時期に入り地域流行が始まる。確かに冬に流行という今までの印象とは違う」
インフルの症状…高熱、手足の痛み、吐き気など
この小児科病院では、今月に入ってインフルエンザと診断された患者は1日5人ほどで、出始める時期が例年より早まっていると言います。感染が疑われる症状としては?
(落合院長)
「高熱、手足の痛みが強い、吐き気は一つの目安」
では、感染予防の対策としては?
(落合院長)
「手洗いうがい、人混みの中ではマスク、窓を開けて換気をする」
まだクーラーが必要な時期ではありますが、室内の換気にも十分気を付けて下さい。