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下を向いてバランス崩すケース多く…高齢者向けの自転車講習会 左右確認を怠る人や停止線まで遠すぎる人も

09.16(火)19:22

愛知県小牧市で9月16日、高齢者向けの自転車講習会が開かれました。高齢者は体力やバランス感覚の低下から事故につながりやすく、警察は反射材の着用など基本的な対策を呼びかけています。 参加者は、会場に作られた信号交差点や横断歩道などのコースを実際に走行してみますが、見通しの悪い交差点で左右の確認を怠ってしまう人や、停止線から1メートルも手前で停止してしまった人もいました。 70代の参加者: 「いつもは気にして乗っていないんですよね。今日初めて、ルールを考えながら乗りました。『8の字』はもっと簡単にできるかなと思ったけど、やっぱりバランスが難しかった」 警察によりますと、高齢者に多いのが、走行中に下を向くことでバランスを崩してしまうケースです。進行方向に目線を向けることが重要だといいます。 愛知県警交通総務課の担当者: 「(高齢者は)体力、バランス感覚、視力などが低下していますので」 愛知県内の自転車に乗った高齢者の交通事故死亡者数は、8月末時点で6人。2024年の同じ時期に比べて減ってはいるものの、秋は視界が悪くなる夕暮れ時の事故が増えるため、まだまだ気は抜けません。 愛知県警交通総務課の担当者: 「LEDバンドとか反射材とか、自動車の運転手に気付いてもらう行動を取っていただいて、交通事故に遭わないようにしていただきたい」