容疑者の男「ゲームを巡ってトラブルになった」 女子高校生遺体で発見…SNSの犯罪やトラブル 名古屋の若者は?専門家は警鐘を鳴らす

「ネットゲームの友達の家に行く」と言って家を出た女子高校生がその後遺体で見つかった事件。死体遺棄の疑いで逮捕された男は「ゲームを巡ってトラブルになった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
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(下和田歩記者)
「午前8時半です。江口容疑者を乗せたとみられる車が一宮警察署を出ていきます」
きょう送検された愛知県一宮市の無職・江口真先容疑者21歳。おととい、自宅のクローゼットに東京都に住む高校生・加藤和華さん16歳の遺体を遺棄した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、先月28日、加藤さんは「ネットゲームで知り合った愛知の友達に会いに行く」などと話して家を出て、連絡が取れなくなり、家族が翌日の夜に警視庁に行方不明届を出していました。
2階のクローゼットから遺体…ゲームを巡って口論に
警察は加藤さんのスマートフォンの位置情報などをもとに、おととい夜に江口容疑者の自宅を訪れ2階のクローゼットから加藤さんの遺体を発見。
遺体は仰向けに近い状態で布にくるまれ、テープで巻かれていて、首や肩などに複数の刺し傷があったということです。
その場にいた江口容疑者が「遺体を隠した」などと話したため逮捕されました。
その後の調べで、江口容疑者は「ゲームを巡って口論になり複数回刺した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
2人が知り合ったとみられるゲームは世界で数億人が利用していると言われ、プレイヤー同士がボイスチャットをしながらプレイすることができます。
(江口容疑者を知る人)
「ゲーム好きは昔から変わらない。ああいうおとなしい子がまさか…びっくりです」
「SNSで知り合った人と会ったことある?」名古屋の若者は?
実際に会うのは今回が初めてだったとみられる2人。名古屋の街で聞くと、インターネットで知り合った人と会ったことがあるという若者が大勢いました。
(女性(20))
「ゲームのつながりで結構前(中学生の時)に会ったことがある。イベントがあったらみんなで行きましょうという感じで」
(中学生)
「(Q:SNSを通じて知らない人と会ったことはありますか?)あるよね。きょうも会ってたし。インスタとかTikTokとか(で知り合う)」
中には、身の危険を感じたり、相手とトラブルになったりするケースも…
(中学生)
「(Q:危ないと感じたことは?)まあぼちぼち。絶対好きじゃんと(感じることも)。距離が近い時」
「(Q:怖くない?)いや慣れている」
(高校生(15))「ツイッター(で知り合った人と会った)。パパ活。お金払われなかった」
増えるSNS犯罪 “ゲーム好き“という共通点 …でも「必ず親に相談」を
オンラインゲームで知り合った相手と直接会ったことから発生した今回の事件。
警察庁によるとオンラインゲームがきっかけで犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもの数は増加傾向にあり、去年は98人にのぼりました。去年の内訳は中学生が56人と一番多く、小学生も22人います。
子どもたちにネットの正しい使い方を伝えたり、危ない発信をしていないかチェックしたりする活動をするNPOは、ゲームで知り合うことに警鐘を鳴らします。
(NPO法人イーランチ 松田直子 理事長)
「ゲームで知り合うとSNSよりもより近い関係がつくりやすい。同じゲームが好きだという共通点があって、ゲームを共にしていれば共通体験のような親しさが生まれる。それが高じて会いたいというふうになってしまったのかもしれない」
このNPOはネットやゲームを介した出会いについて「親子で話し合い必ず親に相談することが重要」だと話しています。