お盆休み後半、暑さとともに“冷え”にも要注意 「夏の温活」のおすすめグッズを紹介

最大9連休となったお盆休みも後半。暑い中での外出、熱中症にはもちろん注意したいですが、反対に夏ならではの”冷え”を感じる人もいるようです。“夏の温活”に注目が集まっています。
昼の暑さがやわらいだ夏の郡上の夜。おはやしとともに、さわやかな下駄の音が響き渡ります。
「日本三大盆踊りの一つとして知られる「郡上おどり」。
13日から4日間連続の「徹夜おどり」が始まり、地元の人や観光客が一体となって、明け方まで踊り明かしました。
お盆休みも後半となった14日。
名古屋では午後3時までの最高気温34.4℃、揖斐川で35.2℃など、各地で蒸し暑さを感じる1日に。
多くの人でにぎわう東山動植物園では――。
「蒸し暑くて汗でびたびたになる」(来園した子ども)
暑さに弱い動物も数多く飼育されている東山動植物園。
動物たちの“暑さ対策”にも工夫が凝らされています。
「運動場に『日よけ』を設置して、日陰ができるような工夫をしています」(東山動植物園 永田祐二 園長補佐)
動物たちも“暑さ対策”

「日よけ」の下には、動物たちが集まる様子も。
そしてあなどれない、地面からの「照り返し」。
日中は強い日差しにさらされる屋外のホッキョクグマ舎では、干し草を敷いて照り返しを防ぎ、少しでも気温を下げようとしています。
また、動物たちには涼しげな”食事”も提供されました。
アジアゾウには、夏ならではのスイカを丸ごと。スマトラトラには「肉」を氷の中に閉じ込めた、特別仕様のエサをプレゼント。なかなか取り出せずに、氷の塊と格闘。
暑さを忘れるひと時となったのでしょうか。
暑い夏に注目 “冷え”対策グッズ

人も動物も暑さ対策が欠かせない毎日ですが、その一方で、今ひそかに注目を集めているのが――。
「名古屋市内の雑貨店に並ぶのは、靴下や腹巻きなどの冷え対策グッズです」(西尾菜々美アナウンサー)
暑い夏に“冷え対策”グッズ。どういうことなんでしょうか?
「冷えすぎる夏バテも今はあるみたいで、お客様のニーズとしても高まっています」(オンセブンデイズ 上志段味店 山本実季さん)
使い切りライターなどを製造販売する「ライテック」が今年行ったアンケートによりますと、春や夏に「冷え」を感じたことがある人は約6割。
「冷え」は冬だけのものではないようです。
さらに、冷えを感じる主な原因でもある「エアコン」について。特に夏場はエアコン環境で4割以上の人が週に何度も「冷え」を感じているという結果になりました。
Q.室内で寒いと感じる?
「ありますね。冷えたなと感じると上着を羽織ったり、着こんだりします」(50代女性)
「エアコンを設定したい温度が夫と違ってちょっともめたり、別々の部屋で過ごしていたり」(20代女性)
「エアコンをつけて1時間ちょっとすると足元が冷える」(小学4年)
アイマスクや腹巻きも

”冷え”対策には、夏でも「温活」。おすすめの「グッズ」を教えてもらいました。
まずはホットアイマスク。
目の上に猫が横たわる、かわいらしいデザイン。自分用から贈り物まで、季節を問わず売れ行きがいいといいます。
充電して何度も使えるアイマスクもあります。
さらにこんな商品も――。
「腹巻きですね」(山本さん)
「触ってみると結構さらさらしていますね」(西尾アナ)
この腹巻き、肌の上に直接巻くのがおすすめだといいます。
「夏でも冷え性の方がいるので、家で使いたいという人がみられます」(山本さん)
“冷え対策”グッズの取り扱いは、少しずつ増えているといいます。
「今年は、暑さによる夏バテというより冷えによる夏バテの対策をしていきたいという風潮があるかなと思います。冷えによる夏バテ対策は、まだなかなか目が届きにくいので、そちらに対応できるように用意しています」(山本さん)