自民党総裁選スタート 東海地方の党員は新総裁に何を求める?「党を分断しない人」「広い視野を持った人」

自民党総裁選挙が22日に告示され、5人が立候補しました。1票を投じる東海地方の党員は、新しい総裁に何を求めているのでしょうか。
立候補したのは、届け出順に以下の5氏です。
小林鷹之 元経済安保担当大臣
茂木敏充 前幹事長
林芳正 官房長官
高市早苗 前経済安保担当大臣
小泉進次郎 農水大臣
今回の総裁選挙は、いわゆる「フルスペック型」で行われます。
「国会議員票」(295票)と、全国の党員・党友による投票で配分が決まる「党員票」(295票)、その2つを合わせた有効票の過半数を得た候補者が、新しい総裁に選出されます。
この地方では、投票用紙になるはがきを党員に発送する作業が行われ、10月4日に向けた準備が着々と始まっています。
「党を割らない人がいい」

1票を投じる、この地方の自民党員は新しい総裁に何を求めているのでしょうか。
「まずは今の自民党を割らない人、分断しない人がいいなと思っている」
名古屋の大学で農業を学ぶ鈴村奏仁さん(22)。
2年ほど前に自民党員になり、現在は自民党の学生部に所属。演説の手伝いなどをしています。
投票先を聞いてみると…
「本当に決まっていない。前回の総裁選の時も演説会場に足を運んだら『この人はこんな意見だったんだ』ということがたくさんあったので、聞いてみないと本当にわからないと思っている」「チームワークがないというチームを応援したくないと思うので、応援したくなるような一体感が生まれてくれるといいなと思っています」(鈴村さん)
前回は小泉氏、今回は高市氏という党員も

自民党を支持して25年。名古屋で建設会社を経営している村上欽哉さん(55)。
去年の総裁選では小泉進次郎氏に投じたといいますが、今回は高市早苗氏に投票することにしました。
「福祉の問題や、日本の新しいエネルギーなど非常に広い視野を持っている方で、この方だったら日本の未来を任せることができるんじゃないかと大きく期待している」「決まったらその総裁を必ずみんなで支えるんだという自民党であってほしい」(村上さん)
総裁選の開票日は10月4日です。