公式グッズも人気上昇中 大阪・関西万博に企業も熱視線 案内ロボットが会場で世界各国の人に技術を披露へ

大阪・関西万博がいよいよ4月13日日曜日に開幕します。開催地やその周辺だけでなく、愛知でも開幕に向けて期待が高まっています。名古屋市中区にあるオフィシャルストアです。万博に行く予定の人らがグッズを買い求めていました。
グッズを購入した人:
「来週、万博に行こうと思ってまして、その下調べで。ガイドブックを買っていこうかなと思っています。会場が広いって聞いているんで、行くところをあらかじめ決めておかないと、人もたくさん来るみたいなんで」
店では約400種類の公式グッズを扱っていますが、4月に入ってから客足が伸びていて、品切れになる商品も出ているといいます。取材中にも最後の1つだったキャップが品切れに。購入できた人は…
グッズを購入した人:
「ラッキーだったなと思います。大人用サイズを探していて、見に来たらラスト1個で。(万博の開幕に)ちょっとワクワクしてます」
2025大阪・関西万博オフィシャルストア 丸善名古屋店 阿部恵子さん:
「(3月までの利用客は)家族連れの人が多いんですが、4月に入ってから若い人の利用も増えています。公式ストアとして、少しでも万博を盛り上げていけたらと思います」
万博でブースを案内するロボットが会社でも案内

万博に参加する企業も開幕を前に準備を進めています。名古屋市中区にある映像制作会社「インディ・アソシエイツ」のオフィスにいたのはロボットです。事業拡大の一環として手掛けたこのロボット「ミニモーク」は、万博で行われる実証実験「ロボットエクスペリエンス」に参加します。
実証実験では、人とロボットが共存できる社会の実現を目指して、ロボットによる会場内の案内や清掃などが行われます。「ミニモーク」は8月18日から24日までの1週間、ブースの案内をします。部屋の案内をお願いしてみると…
ミニモーク:
「会議室はそちらの扉から出て、左側をまっすぐお進みください」
音声と身振りで案内してくれました。
実際に応答していたのは別室の職員

実は、実際に応答していたのは別室にいる職員です。このロボットはインターネットを経由して操作できる仕組みになっていて、離れた場所にいる人が遠隔で操作と応答を行います。遠隔での操作を可能にすることでテレワークなどの働き方に対応し、労働力不足の解消を目指します。
万博の開幕を前に担当者の期待も高まります。
インディ・アソシエイツ 総務部 有田敬執行役員:
「(万博には)いろいろな人が来るので、限られた空間に比べると、おそらくいろいろなことが起こるだろうと思っている。いろいろなケースに対応しながら、より製品の活性化、クオリティの高いものにしていくうえで、とてもいい機会になるのではと思う。
(万博には)世界各国の人が来るので、日本語のみならず、世界各国の言語に対応できるような形というのもできるように、検討を進めている」