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スマホ1日2時間以内条例 賛成12・反対7で可決、成立 10月1日に施行、罰則なし 愛知・豊明市

09.22(月)19:15
スマホなどの使用時間を1日2時間以内を目安とする条例案が、愛知県豊明市の議会で賛成多数で可決され成立しました。
仕事や勉強以外でのスマートフォンなどの使用時間を1日2時間以内を目安とするよう全市民に促す条例案が豊明市議会で22日、賛成12、反対7で可決、成立しました。
10月1日に施行され、罰則はないということです。
条例は、小学生以下は午後9時、中学生以上は午後10時以降使用を控えるよう保護者や学校などが連携して促します。保護者はスマホなどの使用について、家庭でルール作りに努めるなどとしています。
これまでの審議では、賛成する議員からも市民への説明が不十分との指摘が相次ぎ、市議会は市民の生活スタイルや家庭環境の多様性を尊重した運用を行うこと、市民に誤解を与えないよう丁寧でわかりやすい情報提供を行うことなどを盛り込んだ付帯決議も可決しました。

小浮正典 市長:
「誤解してほしくないのは、一律2時間ではない。あくまで2時間というのは目安でしかないので、(スマホを)使いすぎることで睡眠時間をけずるまでは控えていただきたい」

条例成立を受けて地方自治に詳しい専門家は。
愛知大学 加藤洋平 准教授:
「この条例は市民の理解が得られてこそ成果が出ると思うので、行政として市民に対する丁寧な説明が必要だし、時間をかけて議論し市民がどう考えるか、意見を丁寧に拾うのが大切なこと」