天下の奇祭「ヤーヤ祭り」が大阪・関西万博に 三重・尾鷲から100人以上の男衆が集合「チョウサじゃ!」

閉幕まで1カ月を切った大阪・関西万博で22日、三重県の魅力をアピールするイベントが行われました。あの「天下の奇祭」も登場です。
22日も多くの人でにぎわう大阪・関西万博。
EXPOアリーナ「Matsuri」では、にぎやかなイベントが。
三重県が主催する「三重のおまつり大集合~MIEフェスティバル in EXPO」。
三重の魅力を発信し、観光誘客にもつなげようというイベントです。
江戸時代から伝わる大漁・豊作を祈る祭り

今回、三重県がイベントのテーマに選んだのが「祭り」。
四日市市の「大入道からくり」など、県内各地の10の祭りが山車などを披露します。
そのうちの一つが「ヤーヤ祭り」。
三重県尾鷲市の尾鷲神社に江戸時代から伝わる、大漁と豊作を祈願する祭りです。
毎年2月の5日間、人口1万5千人のまちが沸く祭りのハイライトは、白装束の男衆が狭い通りで別の地区の男衆と激しくもみ合う「練り」。
「天下の奇祭」とも呼ばれています。
大迫力の20分間のステージ

普段とは違う舞台での披露に向け、準備にも気合が入ります。
本番前日、参加者はリハーサルに向けてバスで万博会場へ。
「大阪の万博は小学5年生の時に行ったきりなので人生2回目。尾鷲の元気や、三重県にこういう祭りがあることを、全国や世界の人に見てほしい」(参加者)
「尾鷲の魅力を世界の人に発信できる一員として貢献できてうれしい」(参加者)
「万博会場を尾鷲の色にして、頑張って尾鷲をどえりゃあアピールしよう」(参加者)
今回は、15の地区から100人以上が参加します。
本番1時間前。
「全国に向けて頑張って祭りを盛り上げるので、よろしく」(参加者)
「“天下の奇祭”と言われるくらいのところは見せたい」(参加者)
三重県が誇る「天下の奇祭」、いよいよ本番です。
「初めてみた。迫力があってとてもいい」(観客)
「本番を見てみたい。ステージではなくて」(観客)
最高潮の盛り上がりで、「ヤーヤ祭り」は万博会場を圧倒しました。
「ほかのまちに負けないくらいの熱気と気合があったように思う。よかった。最高の祭り」(参加者)
「こういう場でできることはない。これを見て尾鷲の祭りに興味をもってもらったり、実際に出てもらったり、そういう人が増えるとうれしい」(参加者)