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的に向かって猛ダッシュ! 「豊作」「厄よけ」願う歩射神事 熱田神宮
01.15(水)17:19
名古屋の熱田神宮で、伝統の「歩射神事」が行われました。
凛とした空気の中、次々と矢を放っていく6人の神職。
15日に熱田神宮で行われたのは、500年以上の歴史があるとされる「豊作」と「厄よけ」を願う歩射神事です。
ロープのすぐ奥で、その様子を見守る参拝者。
足元を見てみると運動靴など、動きやすい恰好の人が多くみられます。
彼らのお目当ては大きな的の中心と、その周りに取り付けられた千木と呼ばれる木片。
魔よけのお守りになるとされています。
36本の矢が放たれた後、参拝者が一斉に的をめがけて走ります。
参拝者も張り詰めた空気に
神事が進むにつれて、参拝者も張り詰めた空気に。
そして――。
最後の矢が放たれた瞬間、すごい勢いで参拝者が的に向かっていきました。
特にご利益があるとされる、的の真ん中に取り付けられた大千木には人が殺到。
大千木を手に入れたのは?
見事、大千木を手に入れたのは愛知県一宮市に住む男性。
「大千木です。去年とれなくて悔しい思いをしたので、やっととれたのでもう幸せです。子どもがもうすぐ4人目が生まれるんですけど、家事育児を頑張り、これからも幸せな1年になるようにしたい」(大千木を手に入れた 後藤宏明さん)
神事に使われた的や、周りの”わら”にもご利益があるとされていて、千木を手に入れることができなかった参拝者にも配られていました。