「キャベツが肉と同じくらいの金額に」1か月3トン使う鉄板焼き店は苦渋の決断に涙… 仕入れ値約50万円→150万円超え
キャベツを大量に使う、名古屋市中区大須にある鉄板焼き店のピンチです。
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(肉米雄一飯店 石川雄一代表)
「1か月で3トンぐらいキャベツを使う」
店の看板メニューが、スパイスの旨味が効いた「豚鉄板」。1人前が1247円。メインの具材は豚肉と約400グラムにもなるキャベツです!
(客)
「キャベツがこんなに多くて、私たちは半人前を頼んだけど。意外とヘルシー、キャベツが多いので」
「ぜいたくですね、いまキャベツ高いのにこんなに食べられて」
なぜ、これほどまでにキャベツを使うのでしょうか?
キャベツの仕入れ値は50万円→150万円超えに
(肉米雄一飯店 石川代表)
「お肉をおいしく食べるために必要な食物繊維という肉と野菜のバランスをちょうどよくしてあるのが、この鉄板の一つのサイズになります」
常連の学生も多いというこの店のキャベツ山盛りの鉄板焼き。キャベツの価格高騰は経営に大きな影響を与えています。
(肉米雄一飯店 石川代表)
「例年大体1か月にキャベツで50~60万円ぐらいを仕入れで支払うが、いまは150万円を超える、3倍以上の金額を払っている」
とんでもない値上がりです。
(肉米雄一飯店 石川代表)
「お肉とキャベツが同じぐらいの金額になっている」
半年前よりも260円値上げ
「豚鉄板」1人前に使っている豚肉120グラムと、キャベツ400グラムがいま同じくらいの値段だというのです。半年前、「豚鉄板」1人前は980円でしたが、その後、1147円に値上げ。
さらに、年末からはキャベツの高騰を受けて臨時でさらに100円値上げし1247円に。苦渋の決断をした石川代表は…
(肉米雄一飯店 石川代表)
「お客さんに申し訳ないしかない。常連のお客さんが『値上げしているから助ける』と言って来てくれるが…やっぱりつらいですよね。お客さんが“食べて応援”と来てくれるのでありがたい。本当にありがたいです…」
なかなか引かない物価高騰の「波」。応援してくれている客にどう応えるべきか…自問自答する石川代表は。
(肉米雄一飯店 石川代表)
「当たり前のことだが、できる限り味を探求して、おいしくしていくことしかいまは工夫ができない、それが精一杯です」
CBCテレビ「チャント!」2025年1月14日放送より