コメの高値はいつまで続く 7週連続で4000円超え 備蓄米の販売が減少のためコメ価格が下がらない

全国のスーパーマーケットで9月13日からの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キログラムあたり4251円。前週から109円値上がりして、7週連続で4000円を超える高値が続いています。(※農林水産省)コメの価格は8月以降、新米の販売の本格化や備蓄米の販売がピーク時に比べて減少したことを背景に上昇。その後は横ばいで推移しています。
名古屋市中区・大須にある生鮮食品館「サノヤ」の百武勇希さんに、コメと卵の価格について話を聞きました。

●サノヤ 新米 銘柄米5キログラム
店頭価格4104円(仕入れ価格 前週比-約100円)
――サノヤの新米の価格はいかがでしょうか。
サノヤ 百武勇希さん:
「サノヤでの新米の価格は4100円から4500円程度と変わっていません。しかし、新米の出荷量が徐々に増えてきたことにより、一部の銘柄米は100円ほど下がり、4104円で販売しています。3000円台(税込み)での販売は、もう少し先になりそうです」

●卵 M1パック
店頭価格312円(仕入れ価格 前週比+3円)
――サノヤでは、9月に卵の仕入れ価格が6円上がった際も、300円で据え置いていましたね。今週はついに312円となりましたが、どのような要因から値上がりとなったのでしょうか。
サノヤ 百武さん:
「卵の需要は落ち着いていますが、鶏の入れ替えの時期や気温の低下によって出荷量が増えていません。また、後継者不足で養鶏場の経営をやめてしまう方も多く、卵が足りない状況が続いたため、仕入れ値が上がりました。
今後は年末にかけて需要が上がるほか、北海道や九州では野鳥や鶏舎で鳥インフルエンザが確認されているので、徐々に値上がりしていくと予想しています」
(2025年10月29日放送「5時スタ」より)





