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「最大限の捜査を尽くして…」交通事故遺族が警察に向け講演 娘は信号無視の車にはねられ亡くなる 「危険運転致死傷罪」の法改正に向けて活動続ける

11.20(木)21:42
19日、愛知県警本部で交通捜査に携わる警察官に向けて講演を行ったのは、波多野暁生さん(48)です。
2020年3月、当時11歳だった娘の耀子さんが信号無視をした車にはねられて亡くなり、一緒に歩いていた波多野さんも大けがをしました。
波多野さんは、運転手が当初「過失運転致死傷罪」で立件されたことに納得できず、より法定刑の重い「危険運転致死傷罪」の適用を望み活動した経験から、「捜査を尽くすこと」の重要性を訴えました。
波多野暁生さん:
「被害者遺族が最大限の処罰を望むのは当然のことそのために最大限の捜査を望むこと以外に私たちにできることはない」
「娘は交通事故の現状を変えるために生まれてきたわけではありませんけれども、娘の無念、その後我々が体験したことからすれば現状を座視するわけにはいかない」
「危険運転致死傷罪」については、適用基準があいまいだとの指摘があり、波多野さんも参加する法制審議会では、法改正に向けた議論が続けられています。
今年9月には飲酒運転のアルコール濃度や高速度の数値基準を盛り込んだ「たたき台」が示されていて、波多野さんによると、今年中に改正案をまとめるということです。





