
金属加工会社が生んだ“極細0.7ミリ”モンブランが話題に…創業77年の老舗抹茶メーカーと自社技術が融合

愛知県西尾市の「キングファームカフェ」では、金属加工会社の技術を生かした極細0.7ミリのモンブランが人気。特注金型で生まれた唯一無二のスイーツは、1日60食売れる日もある話題の商品です。
■0.7ミリの極細仕上げ…目の前で完成する絶品モンブラン
愛知県西尾市の「キングファームカフェ」で、2025年11月末まで期間限定のモンブランが提供されています。
客: 「おー細い」 目の前で仕上げてくれるモンブランで、ペーストの細さはわずか0.7ミリ。
客: 「めちゃめちゃ滑らかです」 別の客: 「おいしい。繊細」 フレーバーはスイートポテト、栗、抹茶、いちごの4種類。中でも店のオススメは「モンブラン まっちゃ」(単品1380円)。
店長: 「店の隣に香嘉園さんという抹茶屋さんがあって、抹茶のモンブランは“すごくいい香り”とお客さんに言っていただける」
創業77年の老舗「香嘉園」の抹茶を使用し、挽きたての香りを堪能できます。中は焼き菓子の土台の上にムースやクリームが層になっています。
■製造業の技術で実現した“極細0.7ミリ”モンブラン
そもそも、なぜ極細モンブランを作ろうと思ったのでしょうか。 店長: 「せっかくやるなら、どこのお店もやってないものを作りたい。グループ会社の製造業の会社にお願いして特注の金型を作ってもらった」
実はこのカフェ、市内で金属加工を手掛ける会社が7年前にオープンさせた店。0.7ミリのペーストが絞り出せる特注の金型は、まさに本業の技術の結晶です。 金属加工会社がカフェを始めた背景については。 大野精工の担当者: 「会社がリーマンショックで大打撃を受けてしまった。先代の社長が製造業だけでは何かあった時に大変だと、多角経営を始めた中の一つがカフェでした」
自社の強みを生かして作り出した極細モンブランは、多い日は1日60食売れることもある人気メニューです。
単品メニューは11月末までですが、4つのフレーバーが一皿で楽しめる「キャトルモンブラン」(2800円)は12月7日まで味わえます。 2025年11月25日放送





