
虐待事件を減らすために 児童相談所と警察が即座に情報共有できる仕組みを導入へ 愛知県

2024.09.06(金)
愛知県犬山市で小学生が虐待により死亡した事件を受けて、愛知県の大村知事は、児童相談所と警察が即座に情報共有できる仕組みを導入する方針を示しました。
2024年5月、犬山市のアパートで小学生1年生の島崎奈桜さんに暴行を加え死亡させたとして、母親と内縁の夫が逮捕・起訴されました。この事件を受け県は、2024年度中に児童相談所のシステムを改修し、職員が記録した情報を、警察がオンライン上で閲覧できるようにする方針を示しました。
今は、児童相談所が虐待事案に関する情報を警察に月に1回まとめて報告する形で情報共有をしています。このシステムを活用することで連携を強化し、状況が急変する事案にも対応できるようにしたいということです。
県はシステムの改修費用1268万3000円を盛り込んだ補正予算を9月議会に提出する方針です。