最高齢は91歳 シニア世代と小学生が本気のサッカー対決 激闘のあとは“激走”も

岐阜県各務原市で行われたのは、80歳以上のシニア世代と小学生の“本気”のサッカー対決。最高齢は91歳。勝敗の行方は!?
15日、各務原市のサッカー場に集まったのは――
「88歳6カ月。米寿です」
「満81歳。81歳になったから、メンバーに『ようやく入れたる』と(言われた)」
全員が80歳以上!
サッカーが好きなシニア世代19人と、サッカーチームに所属する小学生たちです。
最高齢は91歳、ゴールキーパーの守屋秀夫さん。
「どのくらい年寄りがハッスルするか、みんな応援してください」(守屋秀夫さん・91歳)
「生涯現役を目指す姿を見てもらおう」と始まる

敬老の日に合わせて開催された、シニア世代と小学生のサッカー試合。
「生涯現役を目指す姿を見てもらおう」と、去年から始まりました。
1試合目。相手は、小学3年生。
体力面を配慮して、15分1本勝負です。
小学生たちの猛攻に、91歳の守屋さん、耐えられるか――
「0対7」で小学生チームに敗北。
しかし、シニアのみなさんからはこんな反応が――
Q.子どもたちどうでしたか
「素晴らしいね、小学3年生でね。日本の小学生の全体のレベルがものすごく上がっていますから、それを目の当たりにしました。悔しいけど、しかし頼もしい」(亀山和秀さん・84歳)
暑さ対策しながらの試合

2試合目は、小学2年生から5年生のチーム。
1点も許さず、「2対0」で勝利しました!
「まあまあじゃないですか。ひと汗かいたら体が柔らかくなるから、2試合目は全然ゲーム感覚が違ってきますから」(守屋さん)
現地の温度計が35℃を示すなか、シニアたちも子どもたちも水筒や冷やしたてぬぐいなどを持参。
暑さ対策を行われるなかでの試合でした。
激闘のあとは“激走”も

これで終わりかと思いきや、激闘のあとは“激走”も。
今年はリレー競争も行われました。
小学生に勝つことはできませんでしたが、シニアたちもバトンをつないで、400mを駆け抜けました。
15日の真剣勝負。小学生もシニアたちの活躍に目を見張ります。
「80代とは思えない。キーパーもめっちゃとめるし、いっぱい動くから。体力めっちゃあるんだなと思ってビックリした」(小学生)
「年をとっても、新しいことにチャレンジする気持ちが大切だと日頃から思っている。来年もやりたいけど、今の心境はそれどころじゃない。終わってホッとして、来年のことを考える余裕はありません」(亀山さん)
「もう1年できないかなと思う。きょうから体力を維持したいと思います」(守屋さん)