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「車がだんご状になって流されて…」水没した地下駐車場の排水作業続く 「短時間で止水板を上げられなかった」 作業完了までに3日以上か 三重・四日市市

09.15(月)16:27
先週末、大雨で水没した三重県四日市市の地下駐車場。現場ではきょうも排水作業が行われています。
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9月12日の夜、ドライブレコーダーの映像です。水しぶきを上げながら駐車場の中を進む車。停まっている車は水に浸かっています。坂を上って外に出ますが、辺り一面が水浸しに。
(中道陸平記者 9月12日)
「高架下は冠水してしまっています。水はくるぶしほどの高さまできています」
四日市市では、12日1時間の雨量としては観測史上最大となる、123.5ミリの雨が降り、市内の住宅などが広い範囲で浸水しました。
三重河川国道事務所によりますと、四日市駅前の地下駐車場「くすの木パーキング」では、当時約180台の車が駐車していましたが、地下2階が天井まで水没。地下1階も約1メートル浸水しました。
(駐車してた人)
「(車が)浮いて流されて、だんご状になって駐車スペースから離れた所にあるので、だんごの中に僕の(車)も止まっていました」
「もうちょっと早く事前に対処してほしいと思います」
13日からポンプ車を使って夜通しの排水作業が行われ、14日、地下1階の作業は完了しました。
しかし駐車場の担当者によりますと、地下2階の排水完了までに3日以上かかるということです。また「想定外の短時間の雨量で止水板を上げられなかった」と話しています。