学校法人の理事長になりすまして現金約555万円をだまし取ったとして名古屋市の無職の男逮捕

学校法人の理事長になりすまして、知人男性から現金約555万円をだまし取ったとして、40代の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市に住む無職の伊藤隆史容疑者（47）です。警察によりますと、伊藤容疑者は2022年11月8日から2023年4月28日までの間、実在する学校法人の理事長になりすまして、名古屋市に住む男性に対して「法人の運営のために資金が必要」などとうそを言い、4回にわたって現金約555万円をだまし取った疑いが持たれています。被害に遭った男性が、伊藤容疑者と連絡がとれなくなったことを不審に思い、2024年4月に警察に被害を届け出ました。

伊藤容疑者は男性と知り合いで、手渡しや自分の名義の口座に振り込ませるなどして、現金を受け取っていたとみられています。警察の調べに対し、伊藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。警察は動機や余罪などについて調べを進めています。