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「逆恨みや嫉妬が募り行為に及んだ」同僚への嫌がらせで40代男性教諭を懲戒処分 教諭は自主退職を申し出

05.09(金)13:38
愛知県教育委員会は2025年5月9日、同僚への嫌がらせを繰り返したとして40代の男性教諭を停職6カ月の懲戒処分としました。
懲戒処分となったのは、豊川市の公立中学校に勤務する44歳の男性教諭です。県教育委員会によりますと、男性教諭は2024年6月から8月にかけ、同僚への嫌がらせ目的で、豊川市内の教員2人が学校内で不適切な行為をしていた可能性があるという旨の虚偽の投書を作り、豊川市役所へ郵送しました。また、職員室のパソコンやマウス、更衣室のロッカーに重曹を溶かした水を吹きかけました。このほかにも、同僚の教諭の自宅に石を投げつけ、窓ガラスを割るなどの嫌がらせ行為を繰り返していました。
被害にあった教諭からの報告などを受け、校長が男性教諭に聞き取りを行ったところ自分の行為と認めたことから発覚しました。男性教諭は建物侵入と器物損壊の疑いで書類送検され、2025年3月に不起訴処分(起訴猶予)となっています。県教育委員会によりますと、男性教諭は「後輩に指導した内容が伝わらず悩んでいた。逆恨みや嫉妬が募り、このような行為に及んだ」などと話しています。
県教育委員会は男性教諭を9日付で停職6カ月の懲戒処分としました。男性教諭は依願退職を申し出ています。
県教育委員会はこのほか、スピード違反をしたとして田原市の小学校に勤める20代の男性教諭を減給5カ月の懲戒処分としました。