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必要な検査せずがんの診断が遅れる医療ミス 400万円の損害賠償金で患者側と合意 愛知・岡崎市民病院

11.17(月)16:54
愛知県の岡崎市民病院で、患者に対し必要な検査をしなかったためがんの診断が遅れる、医療ミスがありました。
岡崎市民病院によりますと2020年10月、白血病が疑われた70代の女性患者に対し、単純CT検査をしました。
放射線科の医師は、がんの可能性が否定できないとして、「精査には造影CTやMRIを」とのレポートを作成しました。
しかし、血液内科の医師は「精査を行う場合は造影CTやMRIを要する」と解釈し、精査を行う場合ではないと診断しました。
女性は2022年7月に血尿をきっかけに造影CT検査などをした結果、腎盂がんと診断されました。
岡崎市は「治療開始の遅れが病状に与えた影響を完全に否定することはできない」として過失を認め、400万円の損害賠償金を支払うことで、10月患者側と合意しました。





