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「名駅や栄は建築費高騰で業者は手を出しくい」路線価発表 名駅1丁目1平方メートル当たり1288万円

07.01(火)19:17
相続税や贈与税の算定基準となる2025年の路線価が7月1日公表されました。愛知県内では千種区今池1丁目が上昇率トップとなりました。
愛知県内で2025年1月1日時点の路線価の上昇率が最も大きかったのは千種区今池1丁目の「広小路通り」で、2024年に比べ14.3%上昇しました。周辺の地下鉄東山線の駅近くではタワーマンションの建設が相次いでいます。
一方、名古屋国税局管内で路線価が最も高かったのは、21年連続となる中村区名駅1丁目の「名駅通り」で1平方メートル当たり1288万円でした。ただ、変動率は2024年から横ばいとなっています。また、県別の平均では愛知県は2.8%と4年連続で上昇しましたが、2024年の3.2%に比べ上昇幅は縮小しています。
不動産鑑定士の松原孝文さんは「地価が高い名駅や栄では建築費の高騰で開発業者が手を出しにくくなっていて、周辺の駅に近いエリアなどに移っている」と分析しています。